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ネガティブ気分を探る
(2009/12/01 公開) 【ストレス防御!】
正直に書いちゃうけど、どうしてもやりたくないことってあるよね。たとえば社会のために働きたいけど、朝、どうしても前向きな気持ちで起きられないとか。自分の中で必要だと分かっているけれど気が進まないこととか。
ネガティブ気分って嫌われがちだけど、そこをよく分析すると自分の行動をストップさせている原因が分かったりする。もちろん、ネガティブな理由を探すことだけが目的になっちゃうと、何もやりたくなくなっちゃう危険性もある。だから、注意してネガティブ探しをしなきゃいけない。
自分自身が自分のカウンセラーになってみるわけさ。たとえば「朝、仕事に行くのが苦痛」って気分から解放されないなら、その理由を自分に聞いてみるんだ。「どうして仕事にいきたくないの?」って。たぶんいろんな事情で行きたくないんだと思うんだ。
たとえば、「自分がやっている仕事が認められていないから」とか、「今の仕事がおもしろくない」とか、「仕事で関わる人間との関係がうまくいってないから」とかね。たぶん、そういう問題から目をそらして、ただがんばるだけじゃダメだと思うんだよ。
ネガティブな行動には必ず原因があるわけだけど、その原因を見つけたらその原因をどうやって料理するかを考えた方がいいと思う。「仕事が認められていない」なら、どうやって認められるかを考えてみるのもいいかもしれないね。「どうすればいいんだろう」と考え始めた時点から何かが変わり始めると思うよ。
「仕事がおもしろくない」って思うなら、じゃあ逆に「どんな仕事だったらおもしろいんだろう?」って考えてみるんだ。おもしろい仕事が思い浮かばないなら、しばらくはその仕事をした方がいいかもしれないね。その仕事をしながら「おもしろい仕事」を探してみてもいいんだから。
おもしろい仕事がみつかったら、「その仕事に就くためにはどうすればいいんだろう?」って考えればいいんだ。本当に全力でその夢を追いかけてみたくなったら追いかけてみればいいんだよ。「あー、リスクを冒してまで目指すこっちゃないなー」と思ったら、そのまま今の仕事に感謝しようね。
対人関係については、「すべらく!」にさんざん対処方法を書いてみたから、今までのバックナンバーをのんびり眺めてくれるとうれしいな。
もちろん、そんなに大それた理由じゃないかもしれないね。たとえば「雨が降っていて濡れるのがイヤだから」というのもあるだろうし「寒いから」とか「暑いから」とかもあると思う。そりゃそうだ。私だってそうだもん。まあ、なんだかんだ自分を納得させて行くところには行くんだけどさ。
そういう時は、休んだらどうなるかってのを考えてみるといいよ。たとえば時給制とか日給制みたいな仕事だったとしたら、休んじゃった分だけお金がなくなっちゃうよね。まぁ月給制の場合は気にしないでほしいんだけどね。そのお金で何が買える?・・・そのお金でほしいモノはない?
それで、もしもほしいモノがあったら「今日はガマンして仕事に行くけど、今日稼いだお金を好きなことに使うぞ!」って自分の中で宣言しちゃう。毎月のお給料から家賃とか光熱費とか食費とか差し引いたら自由なお金が残るよね。それを日割り計算すれば一日あたりの自由になるお金が分かるんだ。
ガマンして仕事に行った日はそのお金を使っちゃうんだ。そのお金は自分がガマンした時間のご褒美なんだから。いろんな方法でラクになっていこう。
あ、それから、ネガティブ気分の原因を考える時には体調も考慮した方がいい。体調が悪いからネガティブ気分になることもあるし、その逆にネガティブ気分だから体調が悪くなることもある。たとえば原因が分からない腹痛とか頭痛とか心因性のものも含めてね。
たとえば、背中に意識を集中してごらん。背中の真ん中あたりによーく意識を集中させるんだ。そこ、ちょっとかゆくない?・・・手で軽くひっかかないと収まらないくらいにかゆくなってきたでしょ。あと、体のどこかがかゆくない?・・・ほら、なんとなくかゆくなってきた。
と、このように意識すると実際にいろんなかゆみとか痛みを感じることもあるんだよね。梅干しを想像すると口の中がじゅっとなってきたりとかもそう。それくらい心と体はつながっているんだ。そんなワケで、ネガティブ気分が体調を崩させていることもあるんだよってこと。注意しようね。それじゃ、また。
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