<<戻る
くじ引き人間関係
(2009/08/24 公開) 【ストレス防御!】
人間関係なんてね、ハッキリ言ってしまったらくじ引きみたいなモノだと思うんですよ。たまたま考え方がピッタリ合ったりすると最高の人間関係になるし、そうでなければストレスまみれの人間関係になっちゃうんですよね。
お互いがお互いを軽蔑しあっている人間関係なんてのも世の中には珍しくありません。おみくじでいえば「大凶」。あああ、もう一回、おみくじ引かせてもらっていいですか?
さて、こんなウンザリするような人間関係をどうやって消化していくのか・・・という課題に対して、私もいろいろと試行錯誤してきました。そして、生み出した自己解決方法のひとつとして「人間関係はくじ引きの連続」という考え方を紹介したいと思います。
人間関係って初対面だけでなく、ひとつひとつの関わりのたびに、おみくじを引いていると思います。
- この職場でこの人と仕事をすることになりました
ここで「雰囲気のおみくじ」をひとつ引きます。その時の印象で、「この人は相談しやすそうだな」とか「この人とは合わなさそうだな」という空気を感じます。
- ちょっと分からないことがあったので質問してみました
ここで「機嫌のおみくじ」をひとつ引きます。その時の相手の機嫌によって、「ん?どうしたの?・・・あ、これね?」となるか「ちょっと今、忙しいからそういうの後にしてくれない?」となるかが分かれます。
- 仕事のやり方についてちょっとしたアイデアを提案しました
ここで「仕事観のおみくじ」をひとつ引きます。相手の仕事観によって、「あ、これね、私もそう思ってた。やってみようか。」となるか「それじゃ話にならん。」となるかが分かれます。
このくじ引きの総合結果が「人間関係」になっていくんですね。くじ引きの傾向が「大吉」に近いなら良好な人間関係なんでしょうし、「大凶」に近いのならかなりギスギスした人間関係になっているんでしょう。
で、最初の数回のおみくじで悪い結果がたくさん出てしまうと、おみくじを引く回数が徐々に減っていくようになります。何かを思いついてもその人には言わない。何か質問したいことがあってもその人には質問しない。そうやって、おみくじを引かなくなるから、余計に状況が膠着してしまったりもするんですね。もちろん、引きたくもないおみくじを無理やり引くこともありませんけどね。
ただ、おみくじの上手な読み方というのはあると思います。人と関わるたびに、ガラガラガラガラ・・・ポン・・・と、でてきたおみくじには「吉」とか「凶」とか書いてないんですね。だから、そのおみくじの読み方がものすごく重要になるんです。おみくじの字面に「それじゃダメだ!」と書いてあるかも知れません。不親切なことにおみくじにはそれしか書いてなかったりします。
だから、その続きに何が隠されているか、それを読み取るか、どのように受け取るか、イメージするかによって「吉」「凶」が分かれてくるんだと思います。
「それじゃダメだ!」・・・「キミならもっといい方法を思いつくはずだ」→吉
「それじゃダメだ!」・・・「オマエは余計なことばっかりしやがって」→凶
さらには、人間関係があるたびに自分自身のおみくじも同時に引いているんです。自分の「気分おみくじ」によっても、相手のおみくじの受け取り方に影響を及ぼすんですね。
「なんだか自分には今よりももっとすごいコトができそうだ!」→吉?
「ひょっとすると自分にはそんなに実力がないのかもしれない」→凶?
なんだかトランプとか対戦カードゲームみたいな感じですが、実際のところもそんなもんなんだと思います。人間関係は出たとこ勝負というところもあります。人間関係の結果そのものよりも、おみくじそのものを楽しんだり、おみくじ予想を楽しむというのもアリかもしれませんね。人間関係は常に運試しなのかな・・・と思います。
<<戻る