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悔いのない行動
(2009/09/28 公開) 【ストレス防御!】
名が知られた同年代の芸能人などの訃報をニュースで見聞きするたびに思います。ほぼ同じ期間を生きてきて亡くなる人がいる。・・・ということは、自分だっていつ命を失っても不思議ではないわけです。亡くなった方には申し訳ない話なんですが、生きていていろんな感情を体験できるということはありがたいことだなァと実感します。
おそらく私は明日も生きていると思いますが、100年後には生きていないと思います。でも、「100年後」は無数の「明日」の積み重ねの先にあるものです。つまり「明日は生きていられるだろう」と思っていても、いくつかの「明日」を迎えると命がなくなってしまうということです。だから「私は明日を生きていないかも知れない」とも言えるんですね。
「明日、命がなくなるとしたら何をしますか?」と考えさせる映画や小説などの作品はたくさんありますね。それは自分自身の命という意味かもしれませんし、近しい人が命を終えるという意味かもしれません。まぁ、なんとなくそういう映画が最近ミョーに多いような気がしていたりもするんですが。
さて、そういう映画やドラマを観てしばらくブルーな気分を引きずってしまっている人をたまに見かけます(苦笑)。そういうブルーな気分から開放される方法を考えてみます。まぁ、「冒頭からそういう話題に引き込んだのは誰だよ?」なんてツッコミを食らいそうですが、まぁ、ちょっとブルーになっているほうが説明しやすいので、ご勘弁を。
まず、私が思いつく解決法を単刀直入に書いてみます。
- 感謝の気持ちやお詫びの気持ちは相手にできるだけ早く伝える
- 大切に思う相手にはその時に自分ができる最大限の思いやりを注ぐ
- できるだけ短い期間で「嬉しいこと」を心に留めるようにしておく
これだけ気をつけているだけで、いくらか憂いがなくなるはずです。
まず(1)についてですが、自分にしても相手にしても、いつ突然いなくなるか分かりません。普段から心に思った感謝やお詫びの気持ちは「後で」ではなく「今すぐ」伝えるようにしておくんです。すると、「この一言を伝えずに死にきれない」ということも「どうして伝える前に亡くなったんだ」ということも少なくなるはずです。感謝やお詫びの気持ちは思った時に伝えたほうが、悔いが少なくなると思います。
(2)についても同じですね。たとえば「この人と一緒にいる時間がずっと続けばいいのに」と思うことがあるかも知れません。もし、本気でそう思ったならその時にできる最大限の思いやりを相手に注ぐんです。「あれ以上できることはなかった」と確信できるほどに相手を思いやったのなら、後で後悔することはありません。仮に後で何かを思いついたとしても、「その時の自分にとって最高にできることをやった」という確信が心の支えになります。
最後に(3)ですが、その時その時の「嬉しいこと」に対するアンテナ感度を高めておくんです。「嬉しいこと」を高頻度に感じるようにしておくと、たとえ不慮の事故があったとしても「最後の瞬間まで嬉しい気持ちだった」という可能性が高まります。つまり、いつも幸せなら最後の瞬間も幸せのまま迎えられるかもしれません。
そんな心構えで日々を生きていれば、ブルーな気持ちがいくらか軽減されるかもしれません。
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