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ひどい目ゲーム
(2009/08/18 公開) 【ストレス防御!】
「なんだか最近職場がイヤでさ。ああ、行きたくないなあ!」という状況は誰にもあるかも知れません。それでも行かなきゃいけないとなると、どうしても気分だって朝から落ち込みがちになりそうです。こんな時、どうやってメンタルコントロールすればいいんでしょうか?
それに対する答えのひとつとして、「よーし!今日もひどい目に遭いにいくぞ!全然気にしないで帰ってこられたらオレの勝ちだ!」と自分自身に暗示をかける技があります。職場環境がイヤなんだから、それを「楽しい!楽しい!」なんて思おうなんて無理なんです。むしろそんなコトをしたら、逆にねじれた負担が心にかかってしまいそうです。
そこで、イヤなことはまずイヤと認める。それだけでまずラクになれます。無理な思いこみをしなくていいだけ心がラクになるからです。そしてイヤな対象をゲームの親玉にしてしまうんです。たいていのゲームというのは、適度なストレスがかかるように作られています。適度な困難がなければゲームとして成立しないからです。
イヤなヤツをゲームの悪玉に仕立て上げてしまえば、後はそいつから食らう数々のストレスをカウントしてやればいいんです。なんだかいじめられっ子っぽい発想ですけどね(苦笑)。ソイツから受けたストレスの原因を全部こっそりとメモっておきます。そして、後からそのメモを眺めてみて得点をつけていくんですよ。
たとえば5点満点で、
- 過去の失敗の蒸し返し:2点
- 責任転嫁:5点
- 不機嫌の八つ当たり:5点
- 話を聞く気がない:3点
- 気が滅入るようなため息:1点
- 決めつけの態度をとる:3点
みたいにするんです。それぞれストレスを食らった回数で得点ごとに集計していきます。すると、「今日は23ポイント分ストレスをガードできたぞ!」なんて感覚になれます。そして、これをしばらく続けると3つのデータができあがるようになっています。
- 自分のメンタル耐久値の限界値が分かる
- 自分のメンタルガードの弱点が分かる
- イヤなソイツがどれだけダメなヤツかが分かる
意外とメモってみると、あまり高得点になっていないこともありそうですね。「ああ、なんだ、今日はこの一言『だけ』にムカついてたんだ・・・。」とか、「昨日よりポイントは低いのに今日はけっこうダメージ受けてたなあ。疲れてて余裕がなかったのかな。」とか。
病的にムカつくヤツはゲームの敵キャラ扱いで十分なんです。ゲームの敵キャラごときに本気で心を痛めて付き合ってやらなくてもいいんですよ。ちなみに敵キャラには小馬鹿にしたニックネームをつけてやりましょう。たとえば仮に「しんいち」という相手だったら、「お!・・・しんちゃんのワガママ攻撃・・・またかよー!懲りねーヤツだなー!」なんて。
心の中で小馬鹿にしてやれば、いくらか心の平静は保てるものです。
ただし、高得点を狙おうとして余計な挑発はしないようにしましょうね。
それはゲームのルールとして反則です(笑)。
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