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「同調」のポーズ実験!
(2009/05/18 公開) 【ストレス防御!】
苦手意識のある人と話をしないといけない時なんか、ちょっと大変ですよね。個人的な人間関係ならある程度避けることができるんですが、仕事関係となると・・・ね。
そこに流れるなんとも微妙な空気。そして、お互いにしっくりとこないリアクション。そして、「ああ、やっぱり、この人、苦手なんだな。」との思いを深めてみたり。なんとなく対立状態を感じたり、なんとなくやられてる感が積み重なってきたり。
そんな時に相手との関係を改善して、ラクができるテクニックがあるらしいです。まー、同じコトをいろんな場所で聞くので、もはや出典が不明なんですが。
その方法というのは「相手と同じポーズをとってみる」というテクニック。こうすると精神的な波長が同じ感じになっていくらしいです。すると、相手の深層心理の中で、自分と同じ共通点を持つ相手に対する印象が良くなっていくんだそうで。
なんだかいかにも小細工テクニックだなー。ホントかよー・・・というコトで実際にやってみました。とりあえず、実際にやらないで理屈だけをこね回す姿勢はよろしくない。ここは実践あるのみ。苦手な相手と苦手な状況で、その相手のポーズを何気なくマネるというのは、思ったより勇気がいります。
たとえば、あごに手を当てるのがクセの人が相手なら、自分もあごに手を当ててみる。ペンを指で振る人が相手なら、自分もペンを振ってみる。とか、そういうコトを苦手な相手にするんですよ。
・・・想像するだけで高まる緊張感。これはいかん。もうちょっとやりやすい相手から練習が必要だ。まずは物腰が柔らかく好感の持てる人からチャレンジ。そうはいっても仕事関係の人なので、当然、ばれてしまったらさすがに怒るだろう。細心の注意を払って失礼にならないように。
・・・!!!
この人のクセはペン回し。しかも上級クラスっぽい、ちょっと見ただけじゃどうやってるのか分かんない回し方。つか、回し方が分かっても要熟練だ。変なところでぶつかる障壁。というか、上手にできたとしても、打ち合わせ中に二人がずっとペン回しというのはどう考えても不自然だ。以上、終了。
仕方ないのでぶっつけで、その苦手っぽい人との打ち合わせの時に、ヒヤヒヤしつつ同調のポーズをやってみました。ふーん、この人はペンを両手で水平に持つのがクセか。首をかしげるのもクセみたいだ。さらには、わりと言葉は早口なのに、ひとつひとつ時間を掛けて考える熟考型だな。
・・・結果。相手からのリアクションの変化はあまりなかったです。なので本当に相手の意識が変わってくるのかは不明のままです。ただ、バレない程度にやってみるメリットはありそうです。なぜって、相手を観察しないとマネはできないワケですが、観察をしているとその人の習性が見えてくるから。
すると、この人はこれくらいのペースの話し方の方が安心するらしい、とか、ここで性急に結論を急がない方が、結果的に打ち合わせが早く終わる・・・とか感じ取れてきます。
もともとの理論はともかく、自分の方に効果が現れるような気がします。はい。ただ、マネしようと気合いを入れすぎて、話している内容が飛んでしまわない程度にした方がいいです。ペン回しを見ていたら、思わず打ち合わせの内容が飛びそうになりました。ココだけの話。
オススメ度:65%くらい
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