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できないなら分解
(2009/12/11 公開) 【ストレス防御!】
必要だと思いながらもできないことってあるよね。・・・って、どうも「すべらく!」って、こんな感じの書き出しのパターンが多いような気がするなあ。まあ、なんというか、自分自身そういうコトって珍しくないから、本音としてそういう出だしになっちゃんだよね。
そうはいっても、ずーっとできないのは困ったもんだからね。なんとかしなくちゃいけない。それが「誰でもできそうなこんな簡単なことすらできないなんて」という内容だったりすると、「こんなこともできない自分って最悪じゃん」なんて、自分を追い詰めちゃったりしてね。
できないことには理由があるんだよ。そこで自分を責めてもあんまり意味がない。それはマイナスを積み上げて自分を崖から突き落とすだけだからね。自虐プレイとしてはおもしろい人もいるかもしれないけど、そういうのは長い目でみるとあんまりおすすめできないな。
「すごく簡単そうに見える」のに「できない」っていうのは、実はまだ分解が足りないんだと思うんだよね。たとえばさ「部屋の掃除をする」って目標を立てたとするじゃん。まぁ、部屋の荒れ方によって苦労度は変わってくるんだけどさ。で、やろうとしてできない。
それなら、たとえば「テレビの前を掃除する」とか「トイレを掃除する」とか、場所毎に細かく分割するとちょっとだけラクになるよ。「テレビの前を掃除するだけでも無理」ということになると、そこからさらに細かく分解してやればいいんだ。
「テレビの前のゴミだけ捨てる」とかね。とりあえず「本の整理」とかはしない。それは別の目標として立てておけばいいんだよ。物事の最小単位ってのはね、究極のところ「10秒で終わらせられること」なんだと思うんだ。たった10秒で「自分とのお約束」が達成できるなんてすごくない?
「部屋の掃除をする」の内容を細かく30項目くらいに分けて、それを毎日やってごらんよ。なんと1ヶ月たつ頃にはそれなりの成果がでているはずだ。あ、もちろん、毎日やらなくてもいい。「毎日やらなくちゃ」というプレッシャーがストレスになるくらいだったら、数日にいっぺんくらいでいいよ。
できない目標をにらんで「んーっ!」って悩むくらいだったら、逆に目標のサイズを細かく砕いちゃって、本当に簡単に達成できるサイズにすることがポイントだ。たぶんね「できない」ことは悪いことじゃないんだ。そう意識している時点で「やらなきゃいけない」コトは分かってるんだからさ。
「気が向いたときに簡単にできる程度」まで細かくしてやれば、たいていのことはできるもんさ。それでもできなかったら、もっと細かく砕いてやればいいんだよ。たまに「ちょっと手をつけてみた」つもりで、びっくりするくらいに作業がはかどることもあるからね。
まあ、そんなワケさ。ちなみに、このすべらくのネタも細かくちぎって書いてるんだ。数日に分けて細切れ細切れに。未完成のネタも並列して書いていたりする。で、気分が向いてきたネタの文章をを少しずつ増やして、掲載できるくらいの分量になったら掲載してるんだ。無理がないから続けられる。
できないことは「極限までラク」な状態まで分解して、「なんとなくやっちゃった」で終わるところまで簡単にするんだ。それがラクして物事を進めるコツだと思うんだ。気が向いたら試してみてよ。
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