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便利な感情リセット技
(2009/05/28 公開) 【ストレス回避!】
どうしても波長の合わない人っているもんです。自分の中で最善を尽くしているつもりでも、それでもうまくいかない人間関係もあります。愛想笑いにもホトホト疲れ果てた・・・という時に、私が使ったことのある技です。
一回、感情をリセットするんです。
ものすごく極端にやると周囲に無駄な心配をかけさせる可能性があるので、状況に合わせて調節するといいと思うんですが、どうしてもイヤな人と話をする時は無表情を貫くんです。イヤだなーという感情も、それ以外の感情もすべて封印します。その苦手な人に会う時だけは表情をとにかくニュートラルに。どんなマイナスなコトを言われても、眉一つ動かしちゃダメです。
理想は仏像みたいに、ちょっと柔和な顔になるといいんですが、薄笑いに見えてしまって新たなトラブルを招く人もいるので、最初のうちは無表情にしておくのが無難です。たまに自宅の鏡を見て自分の無表情を研究しておくといいですね。無表情になったつもりで、唇の片方がつり上がったりしているとエライ目に遭いますので要注意。
ここで注意したいのは「無表情=無気力」じゃないってコトです。逆に受け答えはハッキリと明確にしておいた方がいいです。無気力と勘違いされるとロクなコトがありませんから。
表情をひたすら能面のようにしていると、逆に感情に波が立たなくなってきます。感情を停止させると、いろんなモノが澄み渡って見えてきます。一種の瞑想に近い感じかも知れません。
ところで、この感情リセット技ですが。すっと崩すことがとても重要です。たとえば、その苦手な相手でも、さすがに無表情な人とずっと話をするのは疲れるんですよ。疲れのあまり、つい心配して優しいことを言ってくることがあります。
チャンスはその時、すっと無表情を崩して笑顔を見せるんです。感謝の言葉を添えてもいいですね。でも話題が変わったら、また無表情を貫きます。
基本的に普段からの笑顔ってとっても大事ですが、対人関係が悪化している相手への愛想笑いは損をするだけです。バカにされるだけの話ですからね。そういう人に対しては笑顔を安易に見せないことも状況打開のひとつになります。要するに「笑顔」のレア度を上げるんです。
自分で書いててもセコイ話だなぁ・・・と思いますが、どうしようもない状況になったら、選択肢の一つとしてどうぞ。それなりに有効な局面が多かった技です。
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