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想像で無駄にツライ
(2012/03/30 公開) 【ストレス回避!】
想像力が豊かすぎると、「多くの人々が苦しまずに済むこと」に苦しめられることが無駄に増えます。中国の故事成句でいえば「杞憂」というものです。これは「空がいつか落ちてくるかもしれない」という悩みをずっと抱えた人がいた……という逸話から生まれた言葉です。
バカバカしいと思うかもしれませんが、意外にこういう「心配事」は心を無駄に消耗させることがあります。なぜ、そう思うかというと、私自身もそういう体験を過去にしたことがあるからです。そういう「困った想像力」の共通点は、「自分の力ではどうにもならないこと」だったりします。
バカバカしいかもしれませんが、やめておいた方が無難な想像や妄想をリストアップしておきます。
・宇宙の外側ってどうなっているんだろう?
→どうせそこに行き着くことはないでしょう
・数世紀後に人類が絶滅するかもしれない?
→そこまで生きていないし人類も救えません
・「次の瞬間○○が△△になったら□□が××になる」という妄想占い
→なるわけありません
・死んだ後の世界を想像すること
→こればかりは死んでみないとわかりません
・世の中は秘密結社によって操られている
→仮にそうだとして一体何ができますか?
・あの時代にタイムスリップして戻れたら……
→いいえ戻れません
・今の人生が長い夢の出来事かもしれないと思うこと
→仮に夢だとして目が覚めるまでずっと待ち続けますか?
・UFOが……
→実際に遭遇してから考えましょう
・1999年6月に恐怖の大王が……
→何もおきませんでした
これだけ並べてみると、いくつかバカバカしいと思えるものがあっても、もしかすると、いくつかは過去に妄想したことがあるかもしれません。しかし、「答えが出ない」とか「答えが出たとしても自分には何もできない」という妄想には、いつまでたっても終わりがありません。
遠すぎる妄想は時間を無駄にします。そうならないためには、「自分が動ける範囲の妄想」に変更することをオススメします。
・モテモテになるかもしれない
→服装とかファッションとか……何かを変えてみるとイケルかも!
・社長になりたい
→ではそのために必要なことを早速始めましょう!
・仕事ができる人になりたい
→仕事ができる人を研究してみましょう!
・何かスゴイ小説家になれるかもしれない
→まずは小説を書き始めましょう!
たとえ遠くに見えるような気がしても、こういう妄想なら、少しずつでも理想に向かって歩いて行くことができます。そして、毎日、少しずつ何かが変わっていく、動いていくことを実感できていくと思います。さあ、自分自身の「想像力」で可能性を開いていきましょう。
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