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「べきだ!」を減らす
(2009/06/04 公開) 【ストレス回避!】
守るべき価値観は少ないほうがいいと思います。守りたい価値観が多すぎると、守るだけで精一杯の生活になってしまいます。だからといって自分の価値観を放棄しろ・・・というワケではないんですが。
たとえば人間関係でトラブルになるほとんどの原因は、異なる価値観の押し付け合いがきっかけです。これは少なくとも断言してもいいと思います。
ここまで読んで「なに偉そうに断言してんだよ!こいつバカじゃねーの?」と思った方は、たぶん私の価値観の押し付けがイヤだったからだと思います。本当はわざわざ「断言しなくてもよかった」んですね。
たまに「酒の上の口論」が原因の事件報道を耳にします。中には命に関わる事件すらあります。でも、命をかけるほど重要な価値観というのは、世の中にどれくらいあるんでしょうか。
正義感、人生観、仕事観・・・さまざまな価値観を身につけて生きていくわけですが、守るべき価値観は狭くしていくのがラクになるポイントだと思います。
「焼きそばには絶対にケチャップをかけるべきだ!」
「スイカを食べるときには必ず塩をかけるべきだ!」
「他人の家に呼ばれた時は必ず手土産を持参すべきだ!」
「計画を立てる時は現実から先に積み上げていくべきだ!」
「計画を立てる時はゴールのイメージから作るべきだ!」
「最初に約束をしたら何があってもそれを守るべきだ!」
「時代は変わる。柔軟にその時点でベストを尽くすべきだ!」
・・・
・・・
・・・べきだ!・・・べきだ!・・・べきだ!
「べきだ!」が多くなればなるほど選択肢の幅は減っていきます。人生の道幅が変わらなくても、あまりに多くの「べきだ!」を両手に抱えて歩けば、いろんな人にぶつかります。「べきだ!」は、できれば少ないほうがいいんだと思います。
生きていく上でポリシーは人生の宝と言えるかも知れません。
でも、宝物は少ないからこそ価値があるんだと思います。
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