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さようなら義務感
(2009/10/02 公開) 【ストレス活用!】
【ストレス活用!】編です
気分がシンドイ時は軽く読み飛ばしてくださいね。
「明日は、朝、早く起きて○○しなくちゃいけない」とか、「今週末までに○○を仕上げておかないといけない」とか・・・。子供の頃は学校の宿題がイヤでイヤで仕方がなかったワケですが、大人になると、責任も規模も期間も大きくなったいろんな宿題が出てくるようになります。アレもやらなくちゃ、コレもやらなくちゃ・・・と。
でも、そういう大人の宿題は大きなストレスを生んだりします。かといって逃げてしまうと、さらに大きなストレスに追い回されることになりがちです。「じゃ、すべての責任を放棄してホームレスにでもなっちゃおうか!」・・・いやいや、ホームレスって想像以上に大変だと思いますよ。
毎晩、寝る場所を巡って縄張りみたいなモノがあるかもしれません。しかも、毎日、何らかの方法で食事にありつかないといけないワケで、「今日は疲れたから休むか」なんて思った日には何も食べられないかも知れません。そして何より、終わりのない休暇ほどつらいものはありません。
人間は基本的に「自分が無能だ」「自分は役立っていない」という現実に耐えられない生き物なんじゃないかと思います。仕事をやめて数ヶ月プラプラしていれば分かります。まず、いろんな人が活動している日中に家の外に出るのがイヤになります。ろくに仕事をしていない自分を見られたくなくて。
このように、どんな人でもたいていの人は、第三者に存在を認められたいという欲求があると思います。自分がトラブルを解決したとか、自分がいるから安らぎを与えられたとか、自分がいるから仕事が早く終わったとか、自分がいるからこの人がちょっと幸せになった・・・とか、いろいろ。
さて、背負いまくった義務感の話に戻りますが、そもそも「義務」というのは「立場上または身分上、果たさなくてはならないこと」という意味です。言い換えれば「使命」と言えなくもない。要するにそれをキッチリやれば、評価されて認められるチャンスになるっていうことです。
つまり「義務」をキッチリとこなせばこなすほど、自分の評価を上げられるワケです。ここで「評価、評価って、なんだかヤラシイ話だよなー」と思うなかれ。誰だって誉められたいでしょう。誰だってちょっとくらい「すごい」って思われたいでしょう。そこは素直になった方がいいと思います。だから、ちょっとヤラシイかもしれないけど、
「明日は、朝、起きて○○しなくちゃいけない」
→「明日は、朝から○○で大活躍して周囲からのポイントを稼ぐぜ!」
・・・みたいに、自分の中に隠し持っている「功名心」をうまく刺激するのはどうでしょうか。「義務」なんて思うよりも「自分の見せ場」だと思ってみるんです。心の重荷になりやすい「義務感」を「チャンス」だと思った方がワクワクできると思います。
同じ時間を過ごすなら、ワクワクしておいた方がトクじゃないですか。
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