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いつか死んでしまう!
(2012/03/23 公開) 【ストレス回避!】
こんなことを聞かれました。「結局、いつか死んでしまうって思うと、なんか、がんばる気が湧いてこないんです」……たしかに、残念なことに人生はいつか終わりを迎えます。その終わりの時を想像するとブルーになりますね。
生別・死別にかかわらず、出会いがあれば別れもあります。これもまた、その時のことを考えるとブルーになります。たまに「別れが辛いから出会いなんていらない」なんて話を聞きます。確かに「楽しいこと」がなければ、その反対の「悲しいこと」を味わう可能性は減るかもしれません。
さて、突然ですが質問です。
「どうせお腹がすくのだから食事なんてしない」
これは正しいことなのでしょうか?
確かに満腹になるまで食事をしても、時間が経てばまた空腹感がやってきます。空腹感と充足感をいったりきたりする人生です。空腹になれば、充足していた時のことばかり思い出すかもしれません。しかし、だからといって食事をずっとしなければ、命がなくなってしまいます。
・ご飯を食べても、いつか空腹になる
・がんばっても、いつか落ち込む
・幸せを感じても、いつか不幸になる
こう考えてしまうから、つらくなってしまいます。そこでこう考えてみたらどうでしょう?
・おなかがすいても、きっと満たされる!
・落ち込んでも、きっとがんばれる!
・不幸な時期があっても、きっと幸せになる!
人生にはいろんなことがあって、それらは波の満ち引きのように繰り返し続けるものです。そうなら、低い波から高い波に上がることを願い続けるのです。たとえ「今が幸せ」に思えたとしても、大きな時間の流れで見れば、まだまだ上があるかもしれないのです。
「今が幸せの絶頂!」なんて簡単に自分で決めつけないことです。それから、「幸せの絶頂」でなかったとしても、その先にやってくる上昇気流に「備える」ことが重要ではないでしょうか。「待つ」ではなく積極的に「備える」のです。
そうやって、日々を全力で「楽しく」生きること。遠くの目標のために日々を「苦しく」生きることにはあまり意味がないと思います。そうやって日々を過ごした結果、いつか人生の総決算がやってくることでしょう。その時に「幸せだ」と想える日々を作っていきたいですね。
振り返らず、前を向いて、今を悔いなく生きてみましょう。
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