正しいAndroidスマホの紛失方法(前編)

~スマホがなくなった時に注意したいこと~

Androidを紛失した

先日Androidを紛失しました。データ流出などのリスクを抱えた状態で被害を最小限に、かつ冷静でいられない状況下で比較的短時間でさまざまな判断を要求されるのが特徴の事象です。今回、結果的に「やっちまったなあ」と思える経験をいくつかしたので、それを共有したいと思います。

胸ポケットから落ちるヒヤリハット

ハインリッヒの法則というものがあります。うそかまことか、ひとつの重大事故が起こるためには、29の軽微な事故があり、その周辺に300の異常があるという法則です。今回の紛失を考えてみるといくつか思いつきます。

「スマホを紛失した」
 ↑
 ★←ストラップをつけていたが外れてスマホがベッドの上に落ちた
 ↑ ↑おー、危なかった!ベッドの上じゃなかったら破損していたかも!
 ★←トイレでかがんだ時に胸ポケットからスマホが床に落ちた
 ↑ ↑トイレの中に落ちなくて本当によかった!
 ★←酔っ払って帰ってきてスマホをちゃんと持ち帰ってきてないかも!
   ↑シャツの上ポケットになかったがかばんの中に入れていた!

本当に29の軽微な事故、300の異常があるかどうかはさておき、ざっと考えるだけでも紛失に繋がりそうな事象がこれだけあって、どれもが軽微だったため「ああ、よかった」で済んでいることが分かります。それぞれ対応していたらリスク軽減ができた可能性があります。

現時点では実際にスマホカバーをして一回り大きくし、胸ポケットから落ちにくくなりました。さらに今はストラップも着脱式にしていて胸ポケットとスマホがストラップで接続されているような状態にしています。

これで、スマホが落ちるリスク自体が大幅に軽減され、また習慣化することによって、たとえ酔っ払っていても常にワイシャツの胸ポケットとスマホが繋がっている状況を保てれば、うっかりどこかに置いてくるミスも防止できるでしょう。

パニック中の行動と振り返り

酔っ払っている時にスマホをなくすと悲惨です。冷静に物事を考えることが困難な状況で、結果的に間違いだったかもしれない行動が結構ありました。それでは、私がAndroidスマホを紛失したときに取った行動とその結果をまとめてみます。

(1) スマホを探すために他の電話からかけまくった → ×電源を切られた

今回は誰かが拾っていたパターンなのですが、拾った電話が電車の中で鳴り続けたら電源を切りたくなるのが人情かもしれません。悪意で盗んだものでもそうするでしょうし、自分のスマホと勘違いして拾ってしまった場合でもびっくりして電源を切るでしょう。

(2) ドコモのお探しサービスで探してもらった → ×電源が入っていないと探索NG

スマホの電源さえ入っていればドコモサービスだけでなく、GPSを利用してGoogleデバイスマネージャでも場所が追えたはずでした。それも電源を切られてしまえばお手上げです。なお、Softbankだと電源が切られても、直前まで使われていた場所を特定できるようになっているそうです。

(3) ドコモにサービス一時停止を依頼 → ○一切の発着信ができなくなります

これは酔っ払っていても大切かつ正解の行動でした。スマホの中に入っている電話番号のカード(正確にはSIMカードといいます)を他の電話機に差し込んだら、私の電話番号で長距離電話をかけられたり、最悪、振り込め詐欺などの犯罪に使われる可能性があります。

(4) ドコモにオサイフケータイ停止を依頼 → ○オサイフケータイも使えなくなります

これはオサイフケータイを使っている人がスマホを落とした場合は必須の対応です。スマホのバッテリーが切れても、SuicaやEdyなどの機能はある程度使える状態が保たれます。契約上、オートチャージになっていたら悪用された時の被害が膨らみます。これをドコモの認証側でNGにすることで、被害を最小限に食い止められます。

(5) Googleから遠隔ロックをかけた → ×通信ができない状況なので意味なし

Googleの遠隔ロックはインターネットに繋がっていないと、何もAndroidスマホに指令を送ることができませんでした。ネットに繋がった瞬間にこの設定がかかります。ちなみに事前にスマホ端末に遠隔ロックを許可する設定が必要です。
この遠隔ロック機能はなかなか便利で、リモートで指定した電話番号にしか電話をかけられないようにしたり、指定した文字列をロック画面に表示させることができます。「XXX-XXX-XXXXまでおしらせください。謝礼金をお渡しいたします。山田」のように表示させることができます。

(6) Googleから遠隔初期化をかけた → ×通信ができない状況なので意味なし

こちらは前項と違って、いわゆる「バルス!」の呪文です。そのスマホからGoogleアカウントが削除されて、本体内のデータは全て意味消失します。ただしこちらも何らかの方法でインターネットに繋がった時点で有効化します。
ちなみに注意点としては、挿入されたSDカードの初期化まではできないので、撮影画像など情報流出のリスクは回避できません。これを回避するためには、事前にAndroid端末ごとに暗号化しておくしかありません。

(7) 警察署に遺失物届けを出した → ○必須

これは通常、何かを紛失した際は必須の行動です。遺失物届けの受理番号がなければ、ドコモでケータイ補償サービスを利用して、リフレッシュスマホを受け取ることができません。

(8) ドコモでケータイ補償サービスを活用 → △補償サービスに入っていれば必須

新品交換というわけではないのですが、少なくとも外装とバッテリーが新しくなったスマホを受け取ることができます。いつ見つかるか分からないスマホを待ち続けられるほど暇な人はおそらくいないでしょう。
8000円程度かかりますが、外装とバッテリーが新しくなるので、傷の付いたスマホやバッテリーがへたってきたスマホユーザーにとっては悪くない選択肢です。ちなみにドコモポイントがだいぶたまっていたので私はそれで充当しました。

ちなみにこの補償を使わずにAmazonなどで中古品の端末を買うこともできることはできます。補償サービスだと基本的に同型機種しか交換できませんが、中古買取なら機種を変えることもできなくはないです。
ただし、購入した端末が盗品だったり、いわくつき端末だったりすると、キャリアから利用停止信号を飛ばされて、その端末が突然使えなくなるリスクがあります。私の例で言えば(5)と(6)で紛失した携帯は使えない状態になっています。(いわゆる「赤ROM」の状態です)

(9) リフレッシュスマホの再設定 → △せざるを得ない

また最初からか……という徒労感は拭えませんが、ひとつだけ大きなメリットがあります。余計な変更がかかっていない状態のスマホは快適に動作します。以前の端末とまったく同じにするのではなく、利用頻度の低かったアプリは入れないなど、快適性を意識した環境再構築をしましょう。

(10) Edyの引継ぎ手続き → ×意図的に移行しないと非常に煩雑

引継ぎというよりも、端末を紛失した場合、基本的に電子マネーは補償されないと考えていたほうがいいです。この状況を回避するためには、利用する電子マネーのチャージは「落としても許容できる金額」にとどめておくことが重要です。
ちなみにコールセンターの番号を教えてもらえますが、オペレーターには決して繋がりません。最後の最後まで音声案内だけに終始しています。(無駄な通話料を使わせるな!)

(11) Suicaの引継ぎ手続き → ×そもそもコールセンターに電話が繋がらない

オサイフケータイの紛失はとにかく面倒ですが、特に途方にくれたのはSuicaの紛失です。ドコモで案内されたSuicaのコールセンターに電話が繋がりません。紛失してから3日間、平日も含めて朝、昼、夕方、夜と時間帯をかえて電話をかけてみましたが、まったく繋がることはありませんでした。

この、(10)と(11)のオサイフケータイの手続きについては、最後まで頭を抱えました。とにかく、コールセンターに繋がらない。Edyは繋がってもWebサイトに書いてある程度のことを音声で教えてくれるだけです。オサイフケータイ系のコールセンターはどこもやる気のなさを感じます。

なお、オサイフケータイのオートチャージ設定をする場合、たとえば2000円を下回ったら1000円チャージというように、小額設定にしておくとよいでしょう。これであれば、少なくとも本体操作なしに3000円以上の買い物はされません。

ここまで、私がスマホ紛失時にやってしまった行動の振り返りをしました。
次回は後編。スマホを紛失したときにすべきことと、スマホ紛失の結末について書いてみます。

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