生き延びるための武器を磨く

能力に自信がなくても勝つために!

私が生きている中で最もわくわくするのは「効率化」を考えることです。むしろ、私が「効率化」なしでは生きていけないほど不器用であることも深く関係しています。効率化を考えることは私にとって生きることそのものです。効率化がなければ労働力としての価値はないといっても過言ではありません。

不器用な人間が効率的であるためには、思考の繰り返しを極力避けることが必要になります。なぜなら、毎回、思考力を試される局面を乗り切るためには、低コストで高速な思考力が求められるからです。いわゆる頭の回転が速く、要領よく物事を処理できるようなタイプしか乗り切れません。

はっきり書いておきますが、私は頭の回転は速くありませんし、要領のよいタイプの人間ではありません。だから、負けたままにしておくのかといえば、そうではありません。私のように頭の回転力が早くない人間には、早くない人間なりの戦略を立てる必要があるのです。

 

武器を作るための才能とは!

武器とはなんでしょうか。古代においては棍棒、ナイフ、剣。近代においては銃、戦車、軍艦、戦闘機、ミサイル……など様々なものがあります。少なくともよほどのスキルに差がない限り、武器を持った人を相手に素手で勝つことは困難です。(もっとも「戦闘スキル」自体も「武器」といえるでしょう)

このように武器があることが大きなアドバンテージになるわけですが、武器には共通の課題があります。それは事前に準備しておかなければならないことです。目の前に敵が迫ってからミサイルを用意することは不可能です。ナイフですら作る時間を与えてはくれないでしょう。

また、武器を作るためには戦闘技術以外の知識とセンスが必要になります。実際の戦闘で必要ではない技術が必要になることも多くなるでしょう。素早さよりも洞察力や観察力が問われます。つまり、頭の回転が決して速くなくとも、それを補うほどの深く丁寧な思考力があればよいということです。

 

効率化はパターンを分析すること!

「武器」という軸で「効率化」を考えると、過去の戦いの分析によるパターン化は避けて通れないはずです。特に「なぜ負けているか」という分析が正しくできなければ効果的な武器を作ることはできません。たとえば「弓矢」という武器を生まれるまでの思考を追えば明らかです。

過去の戦いで接近戦に持ち込まれたら無敵の強さを誇る敵がいるのであれば、今後も接近戦で負け続ける可能性は限りなく高い。接近戦のスキルを高めることができるにせよ、それまでに多くの戦力を失うことでしょう。特にマイナススキルを上げるには多くのコストが必要になります。

この場合「接近戦では負ける」という敗因パターン分析結果を元に「接近戦に持ち込ませない」ための手法を考えることが重要です。そのために、接近戦に持ち込ませる前に敵戦力に致命的なダメージを与えるための「弓矢」が必要になってくるのです。

 

自分自身を信じる戦いの先に!

この武器を扱うにおいて、気をつけるべきポイントがあります。それは味方の声に惑わされないことです。もしかすると「弓矢」を使うことに対して、接近戦に自信のある同僚から「努力不足だ」「卑怯だ」「間違っている」という言葉が浴びせかけられるかもしれません。しかし貫くことです。

武器を持ったことの意味をよく考えてみてください。そのままでは勝てないから、すこしでも勝率を上げるために武器を手にしたのです。ここですべきことは同僚の声に負け武器を捨ててマイナスの努力をすることではなく、手にした武器を誰にもまねできないほどまで使いこなすための修練です。

たとえば職場で「君の考えは分かるけど、それは間違っている。」という声を受けたとしても、もし、自分自身の中で納得感がないのであれば絶対に考えを曲げるべきではありません。武器を捨てて失敗してしまったとしても、その責任を取るのは武器を捨ててしまった自分自身です。

 

臥薪嘗胆を恐れるな!

自動車が世界で初めて発明された時、その時代の多くの人は自動車を馬鹿にしたといいます。なぜなら、人が簡単に歩ける10メートルの距離を、時間と燃料を書けて僅かなスピードで前進するのが精一杯だったからです。「それなら歩いた方が早い」と馬鹿にした人の方が多かった。

効率化はこのように、時代や価値観が追いつけない時期にじっと堪え忍ぶ必要があります。自分が生き残るための武器(アイデア)を快く思わない人がいることもあります。しかし、その芽を決して自分から捨てないことが何よりも重要です。この世の批判から守ってあげる必要があります。

もしかすると、その効率化アイデアを活かす場所は今の職場ではないのかも知れません。何より大切なことは効率化アイデアを守り育てることです。自分が生き残るための武器を簡単に捨てないことです。武器の有用性を信じるのであれば、その武器の価値が分かる人に出会えるまで磨ききることです。

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