ライフログガジェット再び
以前、「スマホ通知スルー事故対策」というエントリで紹介した、mi bandという、中華製スマホ連動ブレスレット型ガジェット。何ができるかといえば、バイブの弱いスマホにメールや電話、チャットが着信したり、スケジューラーやアラームの鳴動を腕に付けたバンドが振動して教えてくれるという優れもの。
結論から言えば、5月に買ったコイツは7月末日を待たずに壊れました。具体的には充電操作を受け付けなくなり、長持ちバッテリーが徐々に徐々に減っていくのを、ただただ眺めるしかないという、何か人生の悲哀を感じる壊れ方。やたらとバッテリーの持ちがいいので、まだ生きてはいるのですが、あと数日の命と覚悟して看取るしかないところがなんとも切ない。
税込みで2,399円だったので、5月7日に購入して、7月25日に充電不能を確認。ざっくり3ヶ月使ったとして、月割りで800円。うん、そんなには安くない。けど、それなりに役立ちアイテムだったといえる。放置していたら後でかなり致命的なコール(たいてい嫁さんからの電話だ)を知らせてくれたし、備忘アラーム(toodledoと連動)もしっかり機能してくれました。
◆使っていないけど他にもいろんな便利機能がある
そんなわけで、最近の国際社会における中国の姿勢にはいろいろと考えるところはあるものの、残念ながら日本製でこのガジェットに匹敵するような良アイテムはないので、もう一度、mi bandを買うことにしました。いいものはいいものなのです。しかし、Amazonの購入履歴から購入しようと思ったら、その商品が取り扱い終了になってました。あああ!
生まれ変わってました……今度は心拍だ!
仕方なく「この商品をみた人は……」リンクを辿ってみると、なんと新商品がでていたのです。画像を見る限りでは、新旧それほど差がないのですが、
◆こちらが新タイプのmi band (画像クリックで詳細画像が見られます)
よく見ると、製品画像の左上にハートマークがついています。遠目からみると、おひさまニコニコマークにしか見えませんが。(笑)
……そうです。新しいmi bandには心拍計が内蔵されているのです。どうせ新しいのを買うなら心拍計が付いているものにしようということで、早速購入しました。なぜなら、充電機能が壊れてしまったmi bandから、毎日、睡眠時間や歩数などがスマホに送られてきているのです。こいつが完全停止したらライフログが途切れてしまいます。
◆こちらは蓄積された睡眠時間……正確ではないけど目安にはなる
◆こちらは歩数計……家の中でスマホを置いて歩き回ってもカウントしてくれる
たかがライフログなんですが、データって蓄積されてくるとそれなりに価値が生まれるものなんですね。たとえば、疲れが取れない時に、こういうログを振り返ってみると、傾向として思い当たるデータってあるものなんです。睡眠時間が少なめだなとか、特に一番寝ていない日から数日経ってから一気に疲れがきているな……とか。
たかが心拍でしょ……?
そもそもね、心拍なんてとってどうすんのよ、自分から進んで運動するわけでもないのに……と思っていたのですが、まあ、いいじゃないですか。先代のmi bandから価格高騰……となっていたら考え込むところですが、今回の新しいmi bandも激安の2,850円ですよ。心拍計が追加されて450円くらいの値上げ?
ま、3ヶ月で壊れると思うと激安でもないんですけどね。でも、国内メーカーの心拍計ブレスレットを買おうと思うと、ちょっと躊躇するような価格帯のものしかないんですよ。簡単に壊れない作りになっているのかも知れないけれど、正直、手が伸びない。日本人が本気になれば、もっといい価格でいい勝負ができるんだと思うんですが。
で、早速、Amazonでポチりました。以前のエントリ「AmazonPrime会員の年会費」にも書いたとおり、AmazonPrime会員になっているので、お急ぎ便がデフォルトです。ありがたいことに、この新しいmi bandもPrime取り扱いがあるので、たった二日で届きます(購入タイミングによっては翌日到着)。ちなみに自宅に届くといろいろアレなので、近所のコンビニに送ってもらったのは内緒です。(と、ブログに書くバカw)
ともかく、早速、スマホに新しいmi bandを接続してみました。
……と、さくっと書いたのですが、実は公式アプリ側に問題があって、新しいmi bandの接続にはだいぶ苦労しました。
- 新しいmi bandはファームウェアアップデートが必要
- ファームウェアアップデートはmi bandの公式アプリでないとできない
- mi bandの公式アプリはファームウェアアップデート未完了mi bandを認識しない
- [1.]にもどる……一体なんの嫌がらせだ!(笑)
※Google先生に泣きついたところ、丁寧に教えてくれるサイトがありました。
→外部サイト:(Xiaomi Mi Band 1S Heart Rate アプリMi Fitを入れて試すが野良アプリ必要)
……されど、心拍!……すげえ!
さて、私は先代のmi bandの時から有料アプリを使っています。だいたい300円くらいかな。公式アプリよりも出来がいいという不思議な現象が起きているのですが、このアプリ、今まで心拍のタブの部分はグレーアウトされていたんですね。mi bandが対応していなかったから。
さてと、新しいmi bandはどうかな?……おお?……おおおお!
◆今まで表示されていなかったところに心拍グラフが表示された!
心拍計をすっかりバカにしていたんですが、こうやってログとして見える化されると、がぜん心拍が気になってきます。最小で30秒おき、最大で5時間おきに計測してくれるのですが、心拍の高い時間帯がわかるんです。そして心拍の高い時に何をしていて、それがどの程度の心拍数なのか。これはなかなか面白いログです。
緊張したり興奮しても心拍は上がるので、1日に緊張する局面やイライラする局面が何回あったのか、1週間にすると、それがどの程度の頻度なのか。イライラする気持ちを、どの程度自分でコントロールできるようになるのか。そういう意味での見える化ツールとして活用すると、メンタル面にも活用できる範囲が広がりそうです。
ちなみに初日なので、心拍の計測間隔を5分おきにしてみたのですが、やはり、やや消費電力が激しめです。満充電から24時間使ってみて、残バッテリーは68%。先代のmi bandは20日くらい使っても30%の残バッテリーだったので、やはり5分おきはやりすぎなのかもしれません。
ただ、心拍ログとして後から役立てようとすると、1時間おきの計測ではやや粗い。30分でもやや粗い。そんなところで、10分おき(1時間に6回)か、12分おき(1時間に5回)あたりで、バッテリーと相談しながら調整していこうかと思います。まあ、10分~12分おきにして、24時間後の残バッテリーが80%を上回ってくれれば、1週間に1回くらいの充電で済みそうですね。
【2016/07/28追記】とりあえず、5分おきの心拍計測のまま様子をみてみたところ、それからさらに24時間経過した時点で、残バッテリーは62%でした。一日6%の減りであれば、100%の満充電から2週間くらいは持ちそうです。実は最初、デフォルトの心拍計測は「5分おき」ではなく「連続」になっていました。心拍が一切計測されないので、途中から「5分おき」に変更したのですが、計測しないくせにしっかりとバッテリー消耗だけはしていた可能性があります。
返品トラブルのリスクは注意して回避しましょう
あまり高くないので、気になる人はゲットしてみるといいと思います。mi band本体とAndroidまたはiPhoneの有料アプリを足しても3,500円以下で自己管理ツールの恩恵を受けることができます。ただし、Amazonのレビューを読んでも分かるように、間違った商品を送りつけられたりするケースもあるようです。
そういう意味で「運頼み」的な要素もあるのですが、参考までに私が購入したリンクも張っておきます。100%安全とまではいいませんが、私が購入してみて、ちゃんと正しい製品が届いた実績のある商品リンクなので、いくらかクレームに時間を使わないといけないリスクは回避できるのではないでしょうか。よろしければご参考まで。
あ、そうそう、それから大事かも知れないことをひとつ。この製品、一応、生活防水だけど、シャワーとかを浴びる時は外しておいた方がいいかも。確かにこれをつけてお風呂に入って平気だったこともあるし、他の紹介サイトでも大丈夫っぽい……のだけど、充電ができなくなる少し前に、これをつけたままでシャワーを浴びた記憶があります。念のため。
【後日追記】 実は死んでいませんでした。ワイルドな方法で復活しました。
それではまた。
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