AndroidならTexpandで効率入力!

Texpandプロ版が日本解禁!

大事なことです。結論から書きましょう。Androidで効率的な文字入力を実現するための切り札「Texpand」が、ついにプロ版が日本で利用できるようになりました。これでAndroidでも快適入力ができるようになります!
これはニュースです!

Texpand – Text Shortcuts

実例でわかるTexpand

……結論から書きすぎて、これでは何が何だかわかりませんね。
では「Texpand」を使った便利なシーンから、ごらんいただきましょう。

辞書登録できない複数行を入力できる!

たとえば、テキストエディタに「ありり」と入力すると……

緑色のチェックマーク(画面中央)が表示されました。押してみると……

あらかじめ登録済みのメールテンプレートが複数行表示されました。

入力の効率を高めるためにIMEの辞書登録をする人は多いと思いますが、複数行にわたる辞書登録は通常できないので、この機能が使えるだけでもTexpandの便利さがわかると思います。しかし、Texpandの魅力はそれだけではありません。

現在の日付や時刻の挿入ができる!

次は「さんにき」と入力してみました。緑色のチェックマークを押すと……

ある方面で有名な「三行日記」のテンプレートが表示されます。

ここで注目するところは、その時点の日付と時刻が入力されていることです。日付時刻以外では直前にコピーしたクリップボードの内容や、テキスト挿入後のカーソル位置も指定できます。

プロ版で便利になる顔文字入力!

ちょっとしたチャットで顔文字を入力したい時に威力を発揮する機能として、ひとつのキーワードで複数の候補を登録することができます。これはプロ版限定の機能ですが、とりあえずご覧いただきましょう。

おもむろに「ああわく」と入力すると、いつものチェックマークが表示されます。

「ああわく」(アスキーアートわくわく)で、わくわく系の顔文字が選べます。

こうすると顔文字を使いたいタイミングでどんどん送れるようになります。

さらに「ああ」(AA)に続くキーワードを忘れても、オレンジ色のサジェストマークを押すと……

「ああ」から始まるキーワードが一覧表示されるので、全く困りません。

チャットやゲームにも活躍!

エディタだけでなくゲームなどでも使えるので、使い道が広がります。

顔文字用キーワードで登録されたAAを選択すると……

一見、ぐちゃぐちゃに文字が入力されているように見えますが……

このように辞書登録では不可能の長さのペーストも簡単にできます。

クラウドを使ってマルチデバイス!

この機能だけでも結構便利なのですが、複数台のスマートフォンを使っている場合に、キーワードの登録内容がバラバラになってしまうのはいただけません。でも「Texpand」はGoogleドライブに対応しているので心配いりません。

たくさん登録したキーワードを複数台に登録しなおしたくない!

でも、Googleドライブに気軽にバックアップが取れるのでした。

タブレットでバックアップしたデータをスマホで受け取ります。

重複したときに上書き更新するか無視するかを聞かれます。
ここでは「上書き更新(Update)」を選びました。

タブレットでバックアップしておいたデータを選びます。

これでスマホ側でも省略入力データが共有できます♪

体験版を使ってみよう

便利とはいうものの、自分が持っているAndroidで使えるか分からなかったり、自分が実際に使ってみて使いやすいかどうか分からないのは不安です。やはり事前に確認しておいた方がよいでしょう。まずは体験版を入れてみましょう。

まずはGooglePlayで「Texpand」を選びます。(体験版)
Texpand – Text Shortcuts

インストールしたら開きます

アシスト機能の権限を付与するか聞かれるので「OPEN SETTINGS」を選びます

設定画面が開いたら「Texpand」を選びます

offになっているスイッチをタッチします

利用するか聞かれるので、もちろん「OK」を選びます

「DISABLE BATTERY OPTIMIZATION」を選びます
(この設問で電源最適化を有効にすると不具合が出ることが多いのです)

ひとつ前の画面と同じことを聞かれていますが、ここでも「はい」を選びます

これでやっとセットアップが完了です。右下の緑色のボタンを押して……

好きなキーワードと文章を登録するとすぐに使えます。

いくつかの注意点

そんな便利な「Texpand」ですが、いくつか注意点があります。

無料版は10個までしか登録できない

もっとも、キーワードを10個登録した時点で、だいぶ「Texpand」を使いこなしてきている状況かも知れません。有料版にすると、無制限にキーワードを登録できるようになるほか、一つのキーワードで複数の文章登録もできるようになります。

プロ版といってもお値段はお求めやすい330円なので、自販機のコーヒーを2回我慢したくらいの金額です。それだけで所有Android複数台で使えるなんてお得すぎます。ぜひ買っちゃいましょう。

実は、少し前まで、このプロ版を購入することができませんでした。プロ版を購入しようとすると「お住まいの国でご利用いただけません」という、つれないメッセージが表示されていたのです。

ダメモトでコメントに日本でも使えるようにしてほしいと拙い英語で書いてみました。

で、2日後になんの気なしにGooglePlayを覗いてみたら、なんと330円で買えるようになっていました。以前から日本の国対応を準備しておいてくれたのかもしれませんが、私にとっては「神対応」というやつです。
本当にありがとう!

仮に納得できない内容だったとしても330円。納得できたとしたらほとんどタダみたいなものです。

基本的に「テキスト」補完しかできない

こちらは無料版・プロ版いずれも該当するのですが、「Texpand」はその名の通り「テキスト」が補完対象になります。

「テキスト」というのは、フォントの大きさや色や装飾などをしない文字データのことです。そのため、Googleドキュメント、Wordなど、文字装飾できるアプリケーションでは補完機能が使えません。

多くのAndroidアプリではテキストデータを入力することがほとんどなので、困ることは少ないのですが、GoogleドキュメントやWordを多用する人は知っておいた方がいいでしょう。

開発者もすでにこの課題を把握しているようですので、できるだけ早い解決が待たれます。(または、テキストだけに特化するという方向性を明確にするのかもしれませんが。)

IME登録との棲み分け

「Texpand」を使ったからといって、それまで使っていたGoogleIMEやATOKの辞書登録が不要にはなりません。日常的な変換でメインになるのはIME辞書となるでしょう。「Texpand」はあくまでも「Android専用の頻出文例変換」として補完的に使うのがいいでしょう。

辞書登録マニアの方々向けにメッセージを発信するとすれば、IME辞書の効率化は通常変換と干渉しないように工夫する必要がありました。たとえば、

「いそ」→「お忙しいところお手数をおかけしております。」

と登録すると、「 いそいそ と出かける」という文章を入力した時点で誤変換が発動します。それを避けるために、

「いっそ」→「お忙しいところお手数をおかけしております。」

と登録すれば、「 いっそ 、このままどこかに行きたい。」で、誤変換が発動します。

だから、IMEマニア達は、
「sgt」→「お忙しいところお手数をおかけしております。」
※「sgt」←「Oi S o G asii T okoro」

のように、あえて子音字だけで略語登録を構成したりするのですが、少なくとも「Texpand」はIMEとは個別に文字挿入の仕組みが動作するので、IME辞書との干渉を考えなくてもいいというのは非常にメリットです。

使いどころは?

これと同じような機能として、PCでは「PhraseExpress」というソフトウェアを使っています。これもIMEとは個別に動作する仕組みで「Texpand」とほぼ同じ(というか、それ以上の)機能を使えるものです。で、私は次のように棲み分けを考えています。

【IME辞書】

  • 日常的によく使う用語登録
  • 日常的によく使う略語登録

【Texpand/PhraseExpress】

  • 複数行にわたる文章登録
  • 月日時刻その他の動的入力
  • 頻度が特に高い略語登録
     →Texpand:Android専用のキー配列で登録
     →PhraseExpress:PC専用のキー配列で登録

個人的な今後の挑戦

Android用の「Texpand」と、PC用の「PhraseExpress」のデータをどのように共有するかという点に興味があります。そもそもキー配列が違うので、全く同じキーワードではあまり意味をなしませんが、一方で、あまりにルールが違いすぎると記憶しなければならないことが増えます。

デバイスを使って効率化する背景には、限界や劣化のある人間の能力を超えたいという欲求があります。そして「記憶力」もそのひとつです。つまり人的な記憶力に依存した効率化というのは、 仕組みとして美しくない と私は思います。

いいアイデアが思いついたら、ここに書いてみたいと思います。
それでは、また。

音声入力とのつき合い方

夢の技術……音声入力

昔、『スタートレック』というSFドラマで、登場人物が「コンピューター、X月X日の記録を検索!」と話すと、コンピューターが即時に処理をしてくれる場面に憧れた記憶があります。

実際にそのドラマの中では航海日誌を記録するときには、コンピューターに向かって口頭で起きたことを話し、それが記録されるという便利な世界でした。

一昔前はSFドラマでしかなかったことが、現実になってきている実感がわきます。でも、現状ではドラマのようにすらすらと記憶してもらうというところまでは至っていません。惜しいところまで来ているのですが、まだまだ工夫が必要です。

試しに議事録で使う

議事録のボイスメモを残す事は一般的ですが、その音声データを音声認識にかけてみると、とても便利な気がします。しかし実際にやってみると、意味不明なメモができ上がります。

音声認識自体の課題もありますが、複数の人間が同時にしゃべるとその処理で躓くことがほとんどです。(もっともそれは人間である私も無理ですけどね)

まだ誰がしゃべったかという区別もできません。1時間程度の議事録を音声認識で作成すると、実際にはその手直しで時間がたってしまうことも珍しくありません。

特に意味不明な部分の修正は大変です。また一般的な議事録では、一言一句、すべてを忠実に書くことは要求されてないことがほとんどです。

そこで、議事録を作成するにあたって現実的な方法としては、ボイスメモを聞きながら、重要な部分だけを自分の口で音声認識に伝える形か最適です。

音声辞書が登録できる場合は、あらかじめ『かっこやまだ』を『(山田)』などに変換できるようにしておいて、結論を話した後に『かっこやまだ』と音声入力すると便利です。

だから入力補助として使う

SFドラマのようにすべて音声入力で賄おうとするのは無理があります。特に音声入力の最初のうちは音声入力そのものよりも、訂正の方が多くなります。

よく聞く話では最初のうちに手間をかけておけば後が楽になると思い、音声入力の修正の設定ばかりに時間がかかることも珍しくないようです。

私もすべて音声入力で行いたいのですが、実際のところはタイピングと音声入力のハイブリッドです。キーボードを使って入力をするのですが、面倒くさいところだけ音声入力を使う感じです。最初の内はこの方法になかなか行き当たりませんでした。

すべてを音声入力にさせてしまいたくなるのですが、逆に遅くなるというジレンマを抱えていました。

本当に細かいところの入力がうまくいかないことでストレスをため込んでもいたのですが、基本的にはタイピングで入力を続けていき、疲れたところで音声入力を使うとか、長いキーワードだけど、音声入力を使って入力すると非常に便利です。

つまり、入力の方法として指と声の両方をハイブリッドで使っていく感じです。ちなみにあくまで入力補助ということですから、基本的認識にその修正は手作業で実施します。その方はストレスも少なくて早いです。

ブレーンストーミングで使う

基本的に文章がタイピングで進めていくのですが、まだ考えがまとまっていないときに何度も打ち直していくのは疲れます。そういう時に音声認識は非常にパワフルです。

誰かと話をするような勢いで言葉を列挙することができます。例えば、AmiVoiceのように「改行」といえば、実際に改行してくれるようなソフトウェアを使った場合、腕を組んで天井を見つめながら、

  • 手元を見ないで入力する (改行)
  • 画面を見ないで入力する (改行)
  • 入力時の疲れを減らす (改行)
  • 完全にリラックスした状態で考える (改行)

のように、頭の中の言葉をコンピューターに吐き出していくことできます。
実際にこの箇条書きも音声認識を使って天井を眺めながら、入力したものです。

やってみるとよくわかりますが、思った以上にこの機能は便利です。

大事なのは外付け音声マイク

私自身もそうだったのですが、音声認識ソフトを使った最初の印象は「認識精度が悪すぎて使い物にならない」でした。
音声認識の精度が低いとソフトウェアの評価を下げたくなるのですが、そういう時に一つだけチェックして欲しいことがあります。

とても単純です。

「パソコンに向かって話し掛けていませんか?」

……ということです。

最近のノートパソコンにはマイクがついています。それならこのマイクを使ってしまおう。私もそう思っていました。
ちょうどパソコンに話しかけるような感じです。それで音声認識させたフレーズは意味不明な宇宙人の言葉のようになっていました。

あまりの認識精度の低さにイラつきながら原因をサイトで調べてみました。

すると同じような人がいたもので、音声認識で最も大切なのはマイクの品質だと書いてありました。
正直なところ意外ですよね。結論から言えば外付けマイクを使ってみると、使う前に比べると雲泥の差です。100%とまではいきませんが、実用になったかなと思える程度の品質になりました。

選んだのは1000円台のヘッドセット

近くのパソコンショップに行って外付けマイクを探してみました。私が持っているパソコンでは音声ミニプラグが使えないので、ありもののマイクは使えませんでした。

すると選択肢としてはBluetoothかUSB接続のいずれかになります。本当はBluetoothのマイクを探そうとしたのですが、通話用の耳に差し込むタイプがほとんどでそれだと口元までマイクが届きません。

お高いアメリカ製のデバイスの中には、耳に差し込むタイプでマイクが口まで届かなくても、明瞭に入力できる骨伝導マイクもあるにはあるのですが、今回の予算では断念しました。

もっとも購入時点では音声マイクの品質で解決するかどうか半信半疑だったので、そこまでマイクにお金をかける気持ちにはなれなかったのですが。

エレコム ヘッドセット マイク USB 両耳 オーバーヘッド 片出しケーブル 1.8m HS-HP28UBK

大切なことは、

  • マイクと口の距離が5センチ以内になること
  • ノイズキャンセルマイクであること

の2点です。
2000円以内の出費で、快適な音声入力はできると考えればかなりお買い得といえます。

音声認識ソフト

とりあえず私が使っているのはAmiVoice SPという音声認識ソフトです。今は大幅に音声認識辞書が拡張されたSP2が発売されているようですが、SPでもそれほど困っていません。あくまでも「入力支援」なので。

ちなみにAmiVoiceの評判をAmazonで覗いてみると、さんざんな結果になっています。

音声認識ソフトに過剰な期待をしすぎたということもあると思いますが、書き込み内容をよく見てみると、必要に迫られて急いで使った人が多いような気がします。つまり外部マイクを買う余裕はなさそうなケースがほとんどです。

外部マイクを最初から使っていればこんな事にならなかったかもしれません。

AmiVoice SP2(Windows)

PCで使える音声認識ソフトはAmiVoiceの他にも、ドラゴンスピーチというソフトウェアが有名です。(Mac版は「dragon dictation」)

どちらがすぐれているか……という検証をしているサイトもたくさんあるようです。いろいろと見てみると、ドラゴンスピーチの音声認識もかなりよくできているようです。

とはいえ、音声認識ソフトそこそこ値段が高いので、無料で使いたい人は次のような選択肢もあります。

Googleドキュメントは、「ツール」→「音声入力」で音声入力が可能になります。そのままドキュメントになるので、お金を使わずに音声認識ソフトウェアを使うなら、この方法がオススメです。

音声認識精度も高いのでストレスなく入力ができると思います。検索分野の大御所ということもあり、認識するキーワードも最初から多いような気がします。(もっとも、そもそもキーワード登録はできませんが)

その他ではWatsonの「Speech To Text」も無料で音声認識を使えます。精度もなかなかのようですが、対話形式での出力になりますので、そのままドキュメント作るのであれば、Googleドキュメントを使った方がいいかもしれません。

過度の期待を持たずに使う

今から10年後の未来ではもう少し状況が変わっているかもしれませんが、現時点の技術では、音声認識を完全に信頼しきった文字入力は難しいのが現実です。

また、滑舌のよさも試されるため、ソフトだけではなく利用者のスキルアップも必要となります。そのため早口でしゃべると、あとから修正の都合ばかり増えるということも起こります。慣れがある程度必要です。

実はこの文章もほとんど音声認識で書いてみました。手入力とのコラボレーションで、肩凝りに苦しむこともなく快適に入力することできました。慣れてきたこともあると思いますが。

繰り返しになりますが、基本的には自分でタッチタイピングをして、面倒なところだけ音声認識にするという使い方が実にオススメです。
文字入力に音声認識を使う価値は十分にあると思います。

無料のサービスでも一度使ってみて便利体験をぜひしてみてください。

正しいAndroidスマホの紛失方法(後編)

~Google遠隔初期化をキャンセルする方法~

今回のスマホ紛失騒動を貴重な経験として、では冷静な状況下でどうすべきだったのか、反省点を振り返って書いてみたいと思います。

【注意】これは2017/03/23(木)時点での対応手順です。時間経過により状況が変わっている場合がありますので、十分に内容を理解された上、自己責任でご参考になさってください。内容を理解できない場合は、これを印刷してドコモの店員さんに手伝ってもらうと安心かもしれません。いずれにせよ、この手順を参考にして万が一何らかの損害が発生しても一切の責を追えませんのでご了承ください。

スマホ紛失でわかったこと

紛失時に避けた方がいいこと:

(1-1) スマホを探すためにあわてて電話をかけない!
(1-2) 思いあまってGoogleデバイスマネージャから遠隔初期化をかけない!

紛失する前にあらかじめやっておくべきこと:

(2-1) 遠隔ロックの設定は有効に設定しておく!
→これをやっておかないとGoogleサービスからの遠隔ロック機能が使えません!
(2-2) SDカードは暗号化しておく!
→SDカードは遠隔初期化できず、先に取り外されたら手の施しようがありません!
(2-3) GoogleデバイスマネージャでGPS位置特定可能にしておく!(他端末必須)
→ドコモに問い合わせるよりもすばやくGPSの位置特定ができます
(2-4) セキュリティのためロック画面を設定しておく
→ロック画面がなくボタンひとつで普通に使えるスマホは守るすべがありません
(2-5) 電子マネーはまとまった額を入金せず失っても許容できる金額の範囲にする
→スマホ紛失の場合はほぼお金は返ってこないと考えるのが現実的です
→がんばってみてもいいのですが時間や手間などのコストが思った以上にかかります
(2-6) ドコモの公衆Wifiサービスを使わない設定にしておく
→繋がっても品質が低いことの方が多く不意に繋がると危ないかもしれません

その上で紛失したときにすべきことの順番:

(3-1) 電源が入っているうちにGPS位置特定をしておく(ドコモお探しサービス)
→前述(2-3)ができているならGoogleデバイスマネージャで位置特定します
→その結果、自宅にあるようなら着信音を鳴らしてみてもいいかもしれません
→紛失に気づいた電車と一緒に移動しているなら電車から降りずに追跡できる
(3-2) Googleデバイスマネージャから遠隔ロックをかける
→ロックをかけるだけでなく連絡を促す電話番号指定やメッセージ表示も目的
(3-3) ドコモにオサイフケータイ停止を依頼
→悪意の第三者によるオサイフケータイの悪用を回避します
(3-4) 警察署に遺失物届けを出す
→GPSでおおむねの紛失位置が特定できているようならその点も伝達する
(3-5) ドコモでケータイ補償サービスを活用
→補償がまったく使えない状況でないなら正規の手順を踏むのがよい
→よほど使っていた端末が気に入らないなら中古で他端末を買うのもあり

スマホ紛失時あきらめなければならないこと:

(4-1) 基本的に紛失していたスマホに入っていた電子マネーはあきらめる
→実際にいろいろと調べ解決を試みてわかりましたが無理と考えるのが妥当です
→モバイルSuicaの定期券はスマホに入れないほうが安全かもしれません
→モバイルSuicaのコールセンターよりはみどりの窓口にいった方がいいかも

スマホ紛失騒ぎの後始末

結論から書くと、警察署から機種番号の照会を受けたドコモからスマホ発見の連絡を受けました。その際、警察署の窓口時間、引き取りに持っていくものも連絡されます。ちなみに私がドコモから案内された内容は次の通りです。

(1) 警察から照会のあった機種番号(メモに控える)
(2) 警察から通知のあった受理番号(メモに控える)
(3) 本人確認のできるもの(免許証など)
(4) ゴム印ではない印鑑
(5) 問合せ先の警察署名と連絡先
(6) 警察署の受付時間(平日のみで8:30~17:00)

私のように遺失物管理の担当が会計課など昼間の部署の場合だと、24時間空いている警察署なのに夜間は引取りにいけません。お役所的体質を恨みましたが仕方ありません。有給休暇を消化して受け取りに行きました。ちなみに私の場合、警察署で機種名と色を聞かれただけで、(1)と(2)については何も聞かれることがありませんでした。(せっかくメモとったのに!)

Googleデバイスマネージャの遠隔初期化の恐怖と対処

「紛失時に避けた方がいいこと」に書いたとおり、Googleデバイスマネージャからの遠隔初期化はやらない方がよかったのです。ロックがかかった時点でAndroid端末の本体データにはアクセスできない状態になります。また仮にSDカードが暗号化されていなければ、SDカードを取り出してPCにでも繋いでしまえばまったく意味がありません。

劇的な効果が見込めない割に、Googleデバイスマネージャの機能を紹介したサイトでは恐ろしいことが書いてあります。「初期化は最後の手段」とか、「一度削除を選ぶと後戻りできません」など。つまり、何らかの方法でGoogleと通信できる状況になった瞬間に端末の初期化が始まってしまうのです。目の前におそらく紛失した状態のままのスマホがあるのに……です。まるで死の宣告を受けたスマホ。

しかし、次の一文を見たときに「おや?」と思いました。それは「Googleの遠隔ロックも遠隔初期化も、あらかじめ、端末側で遠隔ロック、遠隔初期化の利用を有効にしておく必要がある」という説明です。つまり、Google側から遠隔でロックや初期化をかけても、端末側でそれを受け付けない設定になっていると、Googleサービスからのロックも初期化が無効化されるということです。

私の場合はドコモにサービス停止を依頼しているので、そのままでは電源を入れてもGoogleからのロックや初期化の通信が届きません。しかし、今まで利用していたモバイルルータの接続情報は覚えているはずです。つまり、電源を入れたとたんにモバイルルータにネット接続されてしまえば、初期化が始まってしまいます。結論としては、次の手順で慎重にGoogle遠隔初期化をキャンセルすることに成功しました。

Googleデバイスマネージャの初期化キャンセル手順:

(1) 自宅に帰るまで旧スマホの電源を入れない
(2) 自宅内の無線Wifiの回線を元から抜き通信できないことを確認
(3) 所有モバイルルーターがすべてオフになって通信できないことを確認
(4) 自宅付近でドコモ公衆Wifi回線が使えないことを確認(念のため)
→もしも「docomo0000」や「docomo0001」が入るならすぐに場所移動
(5) 万が一を想定して旧スマホからSDカードを抜く
(6) 旧スマホの電源をOnにする
(7) 紛失以前どおりの操作で旧スマホのロック画面を解除する
(8) 設定画面から「遠隔ロック」と「遠隔初期化」のスイッチを「無効」にする
(9) PCがある場合は旧スマホと接続して本体内のデータを退避する
(10) 自宅内またはモバイルルータを通信できる状態に戻す
(11) 旧スマホがネット接続しても初期化されないことを確認する

Googleデバイスマネージャの遠隔初期化が解除できれば、リモート初期化の恐怖はひと段落です。また、スマホを紛失すると対応が絶望的なオサイフケータイに関しても一気に明るい光が降り注ぎます。

旧スマホからオサイフケータイ情報を移行する手順:

(1) ドコモショップに行ってオサイフケータイの停止解除を依頼します
※この時点で「赤ROM」化された旧スマホは「白ROM」状態に戻ります。
(2) 旧スマホに新スマホのSIMカードを移し変えます
→旧スマホがドコモの電波を受信して使えていることを確認します
→EdyやSuicaのアプリにアクセスして電子マネーの金額表示を確認します
(3) それぞれの電子マネーをそれぞれの手順に従って移行手続きをします
→端末内データを各電子マネーのサーバに戻し新スマホで引き取るイメージ
→Suicaの入場記録が残っている場合、本来出るはずだった改札で精算
→入場記録が残っているとSuicaの電子マネー移行はできない
(4) 新スマホにSIMカードを移してオサイフケータイデータを書き戻す

今回の出来事から得られた知見:

(1) Googleデバイスマネージャでの初期化は遠隔初期化を解除できる
→ただし、通常ロック画面が解除できることが大前提です
(2) 「赤ROM」化した端末は正規の手続きで「白ROM」に戻る
→もちろん白ROMになったスマホは返却しないとペナルティがあります
(3) オサイフケータイを紛失した場合は、基本的にあきらめるしかない
→取り戻すための時間的・精神的コストを考えると釣り合いません

正しいAndroidスマホの紛失方法(前編)

~スマホがなくなった時に注意したいこと~

Androidを紛失した

先日Androidを紛失しました。データ流出などのリスクを抱えた状態で被害を最小限に、かつ冷静でいられない状況下で比較的短時間でさまざまな判断を要求されるのが特徴の事象です。今回、結果的に「やっちまったなあ」と思える経験をいくつかしたので、それを共有したいと思います。

胸ポケットから落ちるヒヤリハット

ハインリッヒの法則というものがあります。うそかまことか、ひとつの重大事故が起こるためには、29の軽微な事故があり、その周辺に300の異常があるという法則です。今回の紛失を考えてみるといくつか思いつきます。

「スマホを紛失した」
 ↑
 ★←ストラップをつけていたが外れてスマホがベッドの上に落ちた
 ↑ ↑おー、危なかった!ベッドの上じゃなかったら破損していたかも!
 ★←トイレでかがんだ時に胸ポケットからスマホが床に落ちた
 ↑ ↑トイレの中に落ちなくて本当によかった!
 ★←酔っ払って帰ってきてスマホをちゃんと持ち帰ってきてないかも!
   ↑シャツの上ポケットになかったがかばんの中に入れていた!

本当に29の軽微な事故、300の異常があるかどうかはさておき、ざっと考えるだけでも紛失に繋がりそうな事象がこれだけあって、どれもが軽微だったため「ああ、よかった」で済んでいることが分かります。それぞれ対応していたらリスク軽減ができた可能性があります。

現時点では実際にスマホカバーをして一回り大きくし、胸ポケットから落ちにくくなりました。さらに今はストラップも着脱式にしていて胸ポケットとスマホがストラップで接続されているような状態にしています。

これで、スマホが落ちるリスク自体が大幅に軽減され、また習慣化することによって、たとえ酔っ払っていても常にワイシャツの胸ポケットとスマホが繋がっている状況を保てれば、うっかりどこかに置いてくるミスも防止できるでしょう。

パニック中の行動と振り返り

酔っ払っている時にスマホをなくすと悲惨です。冷静に物事を考えることが困難な状況で、結果的に間違いだったかもしれない行動が結構ありました。それでは、私がAndroidスマホを紛失したときに取った行動とその結果をまとめてみます。

(1) スマホを探すために他の電話からかけまくった → ×電源を切られた

今回は誰かが拾っていたパターンなのですが、拾った電話が電車の中で鳴り続けたら電源を切りたくなるのが人情かもしれません。悪意で盗んだものでもそうするでしょうし、自分のスマホと勘違いして拾ってしまった場合でもびっくりして電源を切るでしょう。

(2) ドコモのお探しサービスで探してもらった → ×電源が入っていないと探索NG

スマホの電源さえ入っていればドコモサービスだけでなく、GPSを利用してGoogleデバイスマネージャでも場所が追えたはずでした。それも電源を切られてしまえばお手上げです。なお、Softbankだと電源が切られても、直前まで使われていた場所を特定できるようになっているそうです。

(3) ドコモにサービス一時停止を依頼 → ○一切の発着信ができなくなります

これは酔っ払っていても大切かつ正解の行動でした。スマホの中に入っている電話番号のカード(正確にはSIMカードといいます)を他の電話機に差し込んだら、私の電話番号で長距離電話をかけられたり、最悪、振り込め詐欺などの犯罪に使われる可能性があります。

(4) ドコモにオサイフケータイ停止を依頼 → ○オサイフケータイも使えなくなります

これはオサイフケータイを使っている人がスマホを落とした場合は必須の対応です。スマホのバッテリーが切れても、SuicaやEdyなどの機能はある程度使える状態が保たれます。契約上、オートチャージになっていたら悪用された時の被害が膨らみます。これをドコモの認証側でNGにすることで、被害を最小限に食い止められます。

(5) Googleから遠隔ロックをかけた → ×通信ができない状況なので意味なし

Googleの遠隔ロックはインターネットに繋がっていないと、何もAndroidスマホに指令を送ることができませんでした。ネットに繋がった瞬間にこの設定がかかります。ちなみに事前にスマホ端末に遠隔ロックを許可する設定が必要です。
この遠隔ロック機能はなかなか便利で、リモートで指定した電話番号にしか電話をかけられないようにしたり、指定した文字列をロック画面に表示させることができます。「XXX-XXX-XXXXまでおしらせください。謝礼金をお渡しいたします。山田」のように表示させることができます。

(6) Googleから遠隔初期化をかけた → ×通信ができない状況なので意味なし

こちらは前項と違って、いわゆる「バルス!」の呪文です。そのスマホからGoogleアカウントが削除されて、本体内のデータは全て意味消失します。ただしこちらも何らかの方法でインターネットに繋がった時点で有効化します。
ちなみに注意点としては、挿入されたSDカードの初期化まではできないので、撮影画像など情報流出のリスクは回避できません。これを回避するためには、事前にAndroid端末ごとに暗号化しておくしかありません。

(7) 警察署に遺失物届けを出した → ○必須

これは通常、何かを紛失した際は必須の行動です。遺失物届けの受理番号がなければ、ドコモでケータイ補償サービスを利用して、リフレッシュスマホを受け取ることができません。

(8) ドコモでケータイ補償サービスを活用 → △補償サービスに入っていれば必須

新品交換というわけではないのですが、少なくとも外装とバッテリーが新しくなったスマホを受け取ることができます。いつ見つかるか分からないスマホを待ち続けられるほど暇な人はおそらくいないでしょう。
8000円程度かかりますが、外装とバッテリーが新しくなるので、傷の付いたスマホやバッテリーがへたってきたスマホユーザーにとっては悪くない選択肢です。ちなみにドコモポイントがだいぶたまっていたので私はそれで充当しました。

ちなみにこの補償を使わずにAmazonなどで中古品の端末を買うこともできることはできます。補償サービスだと基本的に同型機種しか交換できませんが、中古買取なら機種を変えることもできなくはないです。
ただし、購入した端末が盗品だったり、いわくつき端末だったりすると、キャリアから利用停止信号を飛ばされて、その端末が突然使えなくなるリスクがあります。私の例で言えば(5)と(6)で紛失した携帯は使えない状態になっています。(いわゆる「赤ROM」の状態です)

(9) リフレッシュスマホの再設定 → △せざるを得ない

また最初からか……という徒労感は拭えませんが、ひとつだけ大きなメリットがあります。余計な変更がかかっていない状態のスマホは快適に動作します。以前の端末とまったく同じにするのではなく、利用頻度の低かったアプリは入れないなど、快適性を意識した環境再構築をしましょう。

(10) Edyの引継ぎ手続き → ×意図的に移行しないと非常に煩雑

引継ぎというよりも、端末を紛失した場合、基本的に電子マネーは補償されないと考えていたほうがいいです。この状況を回避するためには、利用する電子マネーのチャージは「落としても許容できる金額」にとどめておくことが重要です。
ちなみにコールセンターの番号を教えてもらえますが、オペレーターには決して繋がりません。最後の最後まで音声案内だけに終始しています。(無駄な通話料を使わせるな!)

(11) Suicaの引継ぎ手続き → ×そもそもコールセンターに電話が繋がらない

オサイフケータイの紛失はとにかく面倒ですが、特に途方にくれたのはSuicaの紛失です。ドコモで案内されたSuicaのコールセンターに電話が繋がりません。紛失してから3日間、平日も含めて朝、昼、夕方、夜と時間帯をかえて電話をかけてみましたが、まったく繋がることはありませんでした。

この、(10)と(11)のオサイフケータイの手続きについては、最後まで頭を抱えました。とにかく、コールセンターに繋がらない。Edyは繋がってもWebサイトに書いてある程度のことを音声で教えてくれるだけです。オサイフケータイ系のコールセンターはどこもやる気のなさを感じます。

なお、オサイフケータイのオートチャージ設定をする場合、たとえば2000円を下回ったら1000円チャージというように、小額設定にしておくとよいでしょう。これであれば、少なくとも本体操作なしに3000円以上の買い物はされません。

ここまで、私がスマホ紛失時にやってしまった行動の振り返りをしました。
次回は後編。スマホを紛失したときにすべきことと、スマホ紛失の結末について書いてみます。

生き延びるための武器を磨く

能力に自信がなくても勝つために!

私が生きている中で最もわくわくするのは「効率化」を考えることです。むしろ、私が「効率化」なしでは生きていけないほど不器用であることも深く関係しています。効率化を考えることは私にとって生きることそのものです。効率化がなければ労働力としての価値はないといっても過言ではありません。

不器用な人間が効率的であるためには、思考の繰り返しを極力避けることが必要になります。なぜなら、毎回、思考力を試される局面を乗り切るためには、低コストで高速な思考力が求められるからです。いわゆる頭の回転が速く、要領よく物事を処理できるようなタイプしか乗り切れません。

はっきり書いておきますが、私は頭の回転は速くありませんし、要領のよいタイプの人間ではありません。だから、負けたままにしておくのかといえば、そうではありません。私のように頭の回転力が早くない人間には、早くない人間なりの戦略を立てる必要があるのです。

 

武器を作るための才能とは!

武器とはなんでしょうか。古代においては棍棒、ナイフ、剣。近代においては銃、戦車、軍艦、戦闘機、ミサイル……など様々なものがあります。少なくともよほどのスキルに差がない限り、武器を持った人を相手に素手で勝つことは困難です。(もっとも「戦闘スキル」自体も「武器」といえるでしょう)

このように武器があることが大きなアドバンテージになるわけですが、武器には共通の課題があります。それは事前に準備しておかなければならないことです。目の前に敵が迫ってからミサイルを用意することは不可能です。ナイフですら作る時間を与えてはくれないでしょう。

また、武器を作るためには戦闘技術以外の知識とセンスが必要になります。実際の戦闘で必要ではない技術が必要になることも多くなるでしょう。素早さよりも洞察力や観察力が問われます。つまり、頭の回転が決して速くなくとも、それを補うほどの深く丁寧な思考力があればよいということです。

 

効率化はパターンを分析すること!

「武器」という軸で「効率化」を考えると、過去の戦いの分析によるパターン化は避けて通れないはずです。特に「なぜ負けているか」という分析が正しくできなければ効果的な武器を作ることはできません。たとえば「弓矢」という武器を生まれるまでの思考を追えば明らかです。

過去の戦いで接近戦に持ち込まれたら無敵の強さを誇る敵がいるのであれば、今後も接近戦で負け続ける可能性は限りなく高い。接近戦のスキルを高めることができるにせよ、それまでに多くの戦力を失うことでしょう。特にマイナススキルを上げるには多くのコストが必要になります。

この場合「接近戦では負ける」という敗因パターン分析結果を元に「接近戦に持ち込ませない」ための手法を考えることが重要です。そのために、接近戦に持ち込ませる前に敵戦力に致命的なダメージを与えるための「弓矢」が必要になってくるのです。

 

自分自身を信じる戦いの先に!

この武器を扱うにおいて、気をつけるべきポイントがあります。それは味方の声に惑わされないことです。もしかすると「弓矢」を使うことに対して、接近戦に自信のある同僚から「努力不足だ」「卑怯だ」「間違っている」という言葉が浴びせかけられるかもしれません。しかし貫くことです。

武器を持ったことの意味をよく考えてみてください。そのままでは勝てないから、すこしでも勝率を上げるために武器を手にしたのです。ここですべきことは同僚の声に負け武器を捨ててマイナスの努力をすることではなく、手にした武器を誰にもまねできないほどまで使いこなすための修練です。

たとえば職場で「君の考えは分かるけど、それは間違っている。」という声を受けたとしても、もし、自分自身の中で納得感がないのであれば絶対に考えを曲げるべきではありません。武器を捨てて失敗してしまったとしても、その責任を取るのは武器を捨ててしまった自分自身です。

 

臥薪嘗胆を恐れるな!

自動車が世界で初めて発明された時、その時代の多くの人は自動車を馬鹿にしたといいます。なぜなら、人が簡単に歩ける10メートルの距離を、時間と燃料を書けて僅かなスピードで前進するのが精一杯だったからです。「それなら歩いた方が早い」と馬鹿にした人の方が多かった。

効率化はこのように、時代や価値観が追いつけない時期にじっと堪え忍ぶ必要があります。自分が生き残るための武器(アイデア)を快く思わない人がいることもあります。しかし、その芽を決して自分から捨てないことが何よりも重要です。この世の批判から守ってあげる必要があります。

もしかすると、その効率化アイデアを活かす場所は今の職場ではないのかも知れません。何より大切なことは効率化アイデアを守り育てることです。自分が生き残るための武器を簡単に捨てないことです。武器の有用性を信じるのであれば、その武器の価値が分かる人に出会えるまで磨ききることです。

時間がかかってしまう理由

とにかくいろんなことで時間がかかる

島耕作のようなビジネス漫画の主人公はとにかく仕事ができます。まあ、仕事ができない主人公のストーリーをずっと追うよりも、きっと仕事のできるヒーローのような主人公を観ていた方がすっきりするからでしょう。

でも、実際には、社会で働いてみるとガッカリすることが多いものです。いや、きちんといろんなことができている人はよいのですが、特に私の場合はガッカリすることが多いです。最初にこれくらいでできるかなと思っていた作業が全然進まない。

気がついてみたら、進捗をどのように図るかすら分からない。大抵そういう場合は全体像が分かっていないので、全体からみた進捗状況なんて分かるわけがないのです。見知らぬ土地でどこに向かっているか分からないのに、あと一時間で到着するかどうかなんて分かるわけがありません。

そこで作業時間のかかる原因を列挙してみました。実はずっとこんなことを考えていたので、最初から私の結論は決まっています。それは「事前にルールを決めておいて、その通りに動く」……ということです。そのプログラムに添って動けばいいのに心理的圧力などで動けないことは多いのです。

 

何をすべきか考えること

特に初めての業務をする場合、ここに時間がかかります。いわゆる段取りを考えるフェーズです。そして、やむを得ないことながら「分かる範囲で考える」という大前提を明確に意識する必要があると思っています。当たり前なのに結構それを無視しがちだと思います。

で、前例のレールがない場合、ここはがんばって考え抜くしかありません。ただし、これがサラリーマンの前例仕事の場合は話は変わります。「分かる範囲」から逸脱しない方がよいというのが私の結論です。そして「分からない範囲」があるという前提で分かる人に相談するしかありません。

たとえば、何かを運ぶ仕事があるとします。電車で運ぶのか、自転車で運ぶのか、それとも……と、ここで考えるのは無駄です。個人事業であれば自由度が高いので、そこからデザインすることになりますが、サラリーマンの定型作業であれば、やり方が決まっていることが普通です。

つまり、電車で運ぶのか、自転車で運ぶのか……という分岐の先を考える前に、「前例ではどんな手段がありますか?」と聞くのが最善です。想定で分岐の先が広がるものは、とにかく先に進まないことが重要だと考えています。妄想が広がる分だけ時間が浪費されます。

 

調べなければ動けないこと

何かを調べなくては先に進めないことがあります。たとえば、森鴎外についてドキュメントを書かなくてはならない場合、当然ながら森鴎外について知っておく必要があります。この場合は完成形の程度を強く意識する必要があると考えています。

森鴎外の一生を書かなければならないのか、森鴎外の人生の一部を切り取って書くのか、そもそも著書の一部を引用するのか、それからそれを書くための時間は十分にあるのか、あと数時間で仕上げなくてはならないものなのか。それが明確でないと不幸なことになります。

今までの私の失敗から分析すると、何かを調べる前には「何のために調べるのか」と「最低限、何が分かっていればいいのか」という定義を明確にした方がよいようです。知識の森というのはとても奥深いもので、十分に注意しなければ、関係ないところにどんどん引き込まれていきます。

そのため調べると新たな分からないことが発生し、さらにそれを調べると、他の分からないことが発生することは珍しくありません。そこで迷わないように2階層以上は潜らないようにするのもコツです。

◆たとえば「Java言語」を調べるだけでも階層は深くなる

キャプチャ

概要を知りたい場合は、「用途」「特性」「開発環境」の次の枝までで止めておくべきですし、「用途」を知りたい場合は、うっかり気がついたら「開発環境」の善し悪しを調べていた……という自体は避けなければいけません。

 

 

分からないことに時間をかけること

基本的に、調査作業は疲労と時間をコストとして差し出さなくてはなりません。そして調査のための検索にも技術があります。端的に言えば「使えるキーワード」と「探すべき場所」が分かっていないといけません。ここで非常に残念な指摘を自分自身にするわけですが、「知らなければ聞く」のが一番です。

「こんなことも分からないのか」とか「これくらい自分で調べろよ」とか思われてしまうかも知れません。いいじゃないですか。事実、分からなかったのです。完全に分からないことを調査することは、分かっている人より確実に数倍効率性が違います。

また、状況が許すのであれば、手分けをするも非常に有効だと感じています。新しい概念を頭の中にしみこませる場合、そこには当然得手不得手や特性が明確にあります。ひとつよりも複数の価値観と視点からアプローチすれば、必ず素早く目的にたどり着く人がいるはずです。

一人がたどり着くことができれば、そこから生の声でナビゲートすることが可能になります。また、分かったつもりになっていても、違う視点から質問を受けることによって、実は分かっていなかったことが判明することも珍しくありません。こういう発見こそがチームで仕事をする大きな意味だと思います。

 

 

試さなくてはならないこと

「まずはやってみてください」からスタートした仕事の場合、複数の方向性や手法があって、複数のアプローチがあることがほとんどです。もちろん、最初から「モデルになるような過去事例があれば教えてください」と聞いておくのがよいのですが、過去事例がないようなこともあります。

そんな時は、とにかく最初から完璧を目指さない心構えが重要です。そしてとにかく時間をかけないことに集中しないといけません。試さなくてはならないということは、何回もリトライが発生する可能性……というか、リスクがあります。その場合、丁寧にやったことも無駄になるリスクがあります。

乱暴かも知れませんが、たとえば提案書を作るのであれば、最初からパワーポイントで作らずに、A4の紙にラフを殴り書きするのも有効です。パワーポイントなどPC作業の強みはコピー&ペーストによる省力化ができる点ですが、弱みはちょっとした図でも体裁が思ったようにいかないことです。

概念図を作るのに体裁がうまく整わず、本質的な図がなかなか完成しないことも珍しくありません。一つの枠を動かしただけで、他の場所も派生的に調整しなければならず、かえって工数がかかることも珍しくありません。逆にどういう図を作ればよいか明確になっていればデジタル化は簡単です。

そして、さらっと作ったら、それが完成形でなくても、判断できる人に見せてしまうことです。早ければ早いほうがいいです。見せてみて「ぜんぜん違う!」となったとしても、早い時点からの手戻りには猶予時間がありますし、コメントする人も何もない状況に比べて明確で適切な指摘ができるはずです。

 

人を巻き込む、助けを求める

弱みを握られたくなくて、分からないことをありのままに白状できないこと。これは実際のところ、よくあることなのではないでしょうか。しかし、だからといって抱え込むと確実に事態は悪化します。何よりもまずいのは時間が経過すればするほど、より真実を言えなくなることではないでしょうか。

もちろん、他の人に助けを求めることは、その人の時間を奪い、その人の効率性を奪うことではあります。忙しい人であればあるほどコスト的な損失は大きいでしょう。しかし、抱え込んで抱え込んで、最後の瞬間に問題が破裂してしまった時、最初から対応をしなければならないのは、その「他の人」かもしれません。

そうなると、ひどく余裕のない短納期で「その人」が苦しむことになるかもしれません。そのような最悪な結末から逆算して考えると、最初から「他の人」を巻き込んで適切に支援してもらうことは、全体最適になり得ます。またその支援によって、今後は他の人の支援なしで仕事が遂行できる可能性も高まります。

さらに、最初からいろんな人を巻き込むことは「アラート」にもなります。あまりにも自分自身がその内容について分かっていなかった場合、個人的には不本意な結果になるかも知れませんが、最後まで抱え込んで問題が爆発するリスクを軽減することができます。これはストレス管理に属する対応でもあります。

 

時間をかけないことが最大のストレス管理

時間をかけてよいこと……というのはあまりない、というのが私の今までやらかしてきた失敗を振り返った感想です。時間をかければかけるほど、提出する側もされる側も「これだけ時間をかけているのだから、まともなものができていなければならない」という心理的バイアスに支配されます。

時間をかければかけるほど提出側は出しづらくなり、時間をかければかけるほど受領側は期待とかけ離れた質と量に対するギャップを強く感じることになるかもしれません。だからお互いにとって時間をかけないことが何よりも救いになるはずです。

仕事のリスク管理に関して、いつも私の脳裏をよぎる内なる言葉は「傷の浅い内に」です(苦笑)。そして最悪な言葉は「なんで今の時点でこんな状況なんだ」です。こうなると、すでに時遅しで、正しい方法ではリカバリーが困難になっています。時間外業務も、人員も追加になるかもしれません。

納期が迫るほどスケジュールの立て直しは不能となり、リソースもギリギリまたは確保できない状態で無理をすることになります。そこまで無理をした提出物も到底満足できるものでない可能性があり、さらにその後に修正作業が追加で必要になることも普通です。これはまったく無駄なことです。

まずはできることを素早く行い、他人を巻き込んで連携することです。そこの初速を早くすることが、おそらく唯一の仕事上のリスクを減らす方法だと考えています。言うは易し……で、私自身、このことを意識しながら仕事に向かう日々ですが……まあ、とにかくがんばりましょう!

それでは、また!

ブログ更新習慣改善◆品質の検討

質量保存の法則……ちょっと違うか

ブログをどうやったら更新し続けられるか……という、ある意味でとてもメタなテーマを扱っています。そんな理由で更新が滞りやすいクソブログでございます。ごめんなさい。とはいえ、「できていない人」が「できるようになる」という主旨の当ブログ。「できていない状態」をお見せするのも大切かも知れません。言い訳ですが。

それはさておき、今回は「品質」について考えてみたいと思います。前回の「時間をかけないとできないの?」という自問自答に対する思考を進めていこうと思います。まず、シンプルに考えてみましょう。時間が極限まで少なかったらどんな状況になってしまうのか。時間がないから書けないと言うけれど、時間がなかったらどうなるの?……ってこと。

今回の書き出しだと、まず、一段落目が消えます。仮にこの前置きだけで終わってしまったら、結局何を伝えたいのか分かりません。分かったとしても、結果的に「なんだ言い訳かよ」で終わってしまいます。そして二段落目も消えることでしょう。品質について考えよう。シンプルに考えよう。そうか。それで結論は?……そこにはありません。そしてこの段落も無駄なので消えることになります。

無駄なことに時間をかけるからですよ!

ここまで書き始めから10分くらいかけています。まあ、遅筆です。意味のない三段落にそんなに時間をかけるなよと思います。しかも無駄だということを証明するための無駄な時間です。つまり、結論からずばっと書いてしまえば一段落で済んでしまうかも知れないということです。では、さすがに次の段落で伝えたいことを書きます。

世の中にある様々なプロジェクトを管理する知識体系として、プロジェクトマネジメント(略してPM)というものがありますが、この知識体系で重要な三つの要素があります。いわゆる「QCD」と呼ばれる考え方です。「Quality:品質」「Cost:費用」「Delivery:納期」の三つです。これらは、どれかを重視すると他に犠牲がでる関係性です。この中の「品質」が実に厄介です。ブログにおいて「品質」はハードルのひとつと言えます。

品質を上げるためには一般的に費用と時間がかかります。費用をかけると品質が良くなったり短時間で終わるようになります。個人ベースで考えると、誰かに夕御飯をごちそうして手伝ってもらうとかですね。費用を全くかけないのなら、自分の時間を完全に犠牲にするか、品質を犠牲にして時間をかけないようにすることもできます。

だけど「品質」って一体なんなのよ?

自分でさんざん、クソブログ、クソブログと連呼しているわけですが、まあ、クソであれば品質なんてなきに等しいわけです。そんなクソブログにおいて品質ってなんなんだって話なんです。クソの品質を高めたところでクソはクソなのです。そんなところで「品質」を連呼したところで、一体どうするというのでしょうか。

大量に書けばそれが品質になるのか……といえば、大量のクソで読み手の貴重な時間を奪ってしまう。まあ、現実的には最後まで読まれずに捨てられる。それがクソブログの宿命です。だから、クソをクソでなくする努力も重要でしょう。クソは時間をかけて書けば書くほど最後まで読まれないリスクが高まります。書き手と読み手双方の時間をどぶに捨てるという意味で。

ただ、PMにおいても品質管理ってかなり微妙な要素のように感じます。最終的な閾値が「お客様に納得してもらえること」スレスレを狙うことが結構多いような気がするからです。もちろん「納期」と「費用」とのせめぎあいでそこを狙うわけですから、まあ、職人芸なわけですけど。それにしても、事前に「どういう状態が品質が高いっていうの?」をちゃんと決めておく必要があるのです。

で、戻りますが、ブログにとって「品質」って何?……と考えてみると、急に見えてくる世界が違ってくるのです。たくさん書けばいいというものでもない。ひとつの指標として面白がってもらえるか、役に立ったと思ってもらえるかという指標もあるはずです。

また、自分が楽しんで書けているか……というのも場合によっては重要かもしれません。アフィリエイトの仕事原稿をいやいや書いたんだな……ってサイトを読むと萎え萎えになることもありますから。でも、なんだかふわっとしていてつかみどころがない。もっと分かりやすい指標が必要です。

「品質」を定義して計測してみる

分かりやすい指標としては「PV」がありますね。ページビュー。つまりどれくらいの人が読みに来てくれたか。いわゆる計量的な指標というのはてっとり早い効果測定が可能です。

それから、コメントが付くかどうかというのも大きいかも知れません。PVに比べると遙かにハードルが高いのですが、そこでのコメントをくみ取ることによって、ある程度「向かうべき品質」というのは見えてくるかも知れません。

特にブログなんてのは、誰も読んでいなければ「一人芝居」です。仮に値千金の言葉を綴っていたとしても、人っ子ひとりいない無人島で最強においしいフランス料理屋を、宣伝することもなくひっそりと開店しても確実に潰れます。

宣伝も必要だし、誘導も必要。そしてお客様の人数をカウントしたり、分析することでどのような料理が好まれていて、それにたいして自分はどのような料理が得意なのか……ということがマッチングできて初めて意味がでてくるわけです。

品質にもマズローの欲求段階説のように、いろいろとあると思うんです。たくさん来てくれていて、その内容を分析して読者満足度を高めるフェーズ。いやいや、まず、人っ子ひとりいないのだから、まずは単純に人数を増やすフェーズ……とか。

そういう分かりやすい指標を現実的に管理していくのが重要かなと思います。誰も食べてくれないのに、10年間料理の修行をしても意味がないんです。ひたすら人知れずまずい料理ができては、自分で自己消費されているだけです。

とまあ、そのあたりをさらに深掘りしていくのもいいかなと思います。とにかく、無駄はいけない。ゴールが決まっていないのに目的を目指す義務感だけが発生するのも無駄。一番いけないのは無駄に消耗して、無駄に諦めることですから。

新しい習慣を創造するということ

驚くほどに自分のPCを使わなくなった

独立して仕事をしていた頃は、自分のPCは公私にわたって使うものでした。だから、PCに触れない日はなかったわけです。しかし、これが会社員に戻って、勤務用に使うためのPCが貸与され、かつ、仕事の時間以外に使えないことが当たり前になってくると、自分のPCを利用する機会が激減しました。

つまり、PCを使うためには、相当意識しなければ開くこともなくなってきたのです。だから、PCを開くと、その瞬間にアンチウィルスソフトがアップデート警告を出したり、Windowsアップデートが連続して攻めてきたりするわけです。さらに言えば、メーラーを起動すると数週間分のメールをまとめて受信しに行って戻ってこなくなります。

※もっとも、メールはスマートフォンやタブレットで読めるようにしているので、あくまでもバックアップ用途として取り込んでいるのですが。

つまり、何が言いたいのかというと、PCを開かないのでPCを使って文章を書かなくなり、それが遠因でブログも書けないという言い訳です。こんな誰も読まないかもしれないクソブログの更新なんてどうでもいい……というのはよく分かっているのですが、私にとっては「ブログを続けてみよう」というのが一つのテーマなのです。なので、もうちょっと書いてみます。

たかがブログでも鋼鉄の習慣が必要

誰に強要されているわけでもないのですが、どうして、このブログを継続することにこだわるのかといえば、それは「何か一つのことを決めて継続する」ということが、何かを実現するにあたって、最低限のルールだからです。もっと言ってしまえば、そんなことも続けられなくて何を実現しようというのだ……ということです。

で、大事なことは「それを自分ができていない」という事実。これは考えようによっては財産なのです。「できている人」が「できている」のは当然です。「仮に過去にできなかった人が、いろんな努力でできるようになった。」というのは素敵な話ですが、それは所詮過去の話です。できるようになった人にとってできるのは当たり前なのです。

でも、私は「できていない人」とか「できていない時」ということにこだわりたいのです。できていない人が等身大でできるようになるためにあがく。あがいてカッコ悪いところをさらけ出し、それでもできなくて醜態をさらすかも知れない。それでも諦めずに、「できない人」が「できる姿」を目指す。そこで得られた知見を世の中に残すこと。それが私のなすべき使命だと思っています。

ブログ更新のための習慣をどうするか

習慣づけにはいろんな選択肢があります。今回のテーマの場合、「自宅でPCに触らなくなった」だから「結果としてブログも書かなくなってしまった」という因果関係を挙げています。しかし、ここにはいろんな要因が渦巻いています。ブレーンストーミングのようにとにかく思いつく要因をわーっと書き連ねてみます。

  • PCを開かなくなったのでブログを書く機会を失っている
  • ブログを書こうとする意思自体が薄弱である
  • 文字入力をするにおいてはスマホよりPCの方が早い
  • まとまった時間がないと書けない(か、気分が乗らない)
  • ブログを書くことよりも優先順位の高いことが多数ある
  • 時間がかかることに力を使いたくない

うーん、ほとんどが「言い訳」です。正直なところ「意志薄弱」というのが全ての根幹をなしていると言ってもいい。しかし、意志薄弱な人がどうやって変わっていくのか、変わっていけるのかというメソッドを考えるのが趣旨なので、それでいいとも思っています。「やろうと思った人はやっぱりできるんだよ」という結論では何にも面白くないのです。それなら書かない。

自分のことは自分に叩いてもらう

そこで、先ほど列挙した要因について、別の自分にツッコミを入れてもらいます。というか、先ほどの自分にツッコミを入れる自分というのがしっくりきます。さて、さっきの自分を辛口意見でやっつけます。

  • いやいや、まずはPCを開くことを習慣にした方がいいんじゃないの?
  • ブログを書いて何をしたいんだってことをもう一回考えてみたら?
  • PCよりもスマホの方が早く入力できそうな工夫って本当にないの?
  • まとまった時間がないと本当に書けないの?細切れではだめなの?
  • ブログの更新が優先度の低いっていうのならやめることも考えたら?
  • どうしても時間をかけなくちゃいけないわけ?ブログってそんなもの?

誰に相談するわけでなくても、自分でそれなりに回答を持っていることに気づきます。実はどれもやろうと思えばできそうなのに、それでもできないのです。この中で私が一番気になるのは「どうしても時間をかけなくちゃできないわけ?」という自問自答です。「時間がかかるから、時間がない時にはできない。」というのは解決に近いアプローチのような気がします。

なぜなら、どんな工夫をするにしても「時間」は必ず消費してしまうものです。「時間がかかるから時間をかけられない」というのは、もっともそうにみえて、大きな矛盾を抱えています。何もしなければ時間は消費されないわけではなく、何もしなかったという事実が積み残されたまま時間は消費されていくのです。何の投資効果もない時間が浪費されます。

これから、このテーマについて書いていこうと思います。一回で書き切れるものでもなければ、一回で問題が解決するようにも思えないからです。もちろん時間をかければいいというわけではないのですが、試行錯誤をするにはそれなりに時間も必要です。それでは実験の開始です。