AndroidならTexpandで効率入力!

Texpandプロ版が日本解禁!

大事なことです。結論から書きましょう。Androidで効率的な文字入力を実現するための切り札「Texpand」が、ついにプロ版が日本で利用できるようになりました。これでAndroidでも快適入力ができるようになります!
これはニュースです!

Texpand – Text Shortcuts

実例でわかるTexpand

……結論から書きすぎて、これでは何が何だかわかりませんね。
では「Texpand」を使った便利なシーンから、ごらんいただきましょう。

辞書登録できない複数行を入力できる!

たとえば、テキストエディタに「ありり」と入力すると……

緑色のチェックマーク(画面中央)が表示されました。押してみると……

あらかじめ登録済みのメールテンプレートが複数行表示されました。

入力の効率を高めるためにIMEの辞書登録をする人は多いと思いますが、複数行にわたる辞書登録は通常できないので、この機能が使えるだけでもTexpandの便利さがわかると思います。しかし、Texpandの魅力はそれだけではありません。

現在の日付や時刻の挿入ができる!

次は「さんにき」と入力してみました。緑色のチェックマークを押すと……

ある方面で有名な「三行日記」のテンプレートが表示されます。

ここで注目するところは、その時点の日付と時刻が入力されていることです。日付時刻以外では直前にコピーしたクリップボードの内容や、テキスト挿入後のカーソル位置も指定できます。

プロ版で便利になる顔文字入力!

ちょっとしたチャットで顔文字を入力したい時に威力を発揮する機能として、ひとつのキーワードで複数の候補を登録することができます。これはプロ版限定の機能ですが、とりあえずご覧いただきましょう。

おもむろに「ああわく」と入力すると、いつものチェックマークが表示されます。

「ああわく」(アスキーアートわくわく)で、わくわく系の顔文字が選べます。

こうすると顔文字を使いたいタイミングでどんどん送れるようになります。

さらに「ああ」(AA)に続くキーワードを忘れても、オレンジ色のサジェストマークを押すと……

「ああ」から始まるキーワードが一覧表示されるので、全く困りません。

チャットやゲームにも活躍!

エディタだけでなくゲームなどでも使えるので、使い道が広がります。

顔文字用キーワードで登録されたAAを選択すると……

一見、ぐちゃぐちゃに文字が入力されているように見えますが……

このように辞書登録では不可能の長さのペーストも簡単にできます。

クラウドを使ってマルチデバイス!

この機能だけでも結構便利なのですが、複数台のスマートフォンを使っている場合に、キーワードの登録内容がバラバラになってしまうのはいただけません。でも「Texpand」はGoogleドライブに対応しているので心配いりません。

たくさん登録したキーワードを複数台に登録しなおしたくない!

でも、Googleドライブに気軽にバックアップが取れるのでした。

タブレットでバックアップしたデータをスマホで受け取ります。

重複したときに上書き更新するか無視するかを聞かれます。
ここでは「上書き更新(Update)」を選びました。

タブレットでバックアップしておいたデータを選びます。

これでスマホ側でも省略入力データが共有できます♪

体験版を使ってみよう

便利とはいうものの、自分が持っているAndroidで使えるか分からなかったり、自分が実際に使ってみて使いやすいかどうか分からないのは不安です。やはり事前に確認しておいた方がよいでしょう。まずは体験版を入れてみましょう。

まずはGooglePlayで「Texpand」を選びます。(体験版)
Texpand – Text Shortcuts

インストールしたら開きます

アシスト機能の権限を付与するか聞かれるので「OPEN SETTINGS」を選びます

設定画面が開いたら「Texpand」を選びます

offになっているスイッチをタッチします

利用するか聞かれるので、もちろん「OK」を選びます

「DISABLE BATTERY OPTIMIZATION」を選びます
(この設問で電源最適化を有効にすると不具合が出ることが多いのです)

ひとつ前の画面と同じことを聞かれていますが、ここでも「はい」を選びます

これでやっとセットアップが完了です。右下の緑色のボタンを押して……

好きなキーワードと文章を登録するとすぐに使えます。

いくつかの注意点

そんな便利な「Texpand」ですが、いくつか注意点があります。

無料版は10個までしか登録できない

もっとも、キーワードを10個登録した時点で、だいぶ「Texpand」を使いこなしてきている状況かも知れません。有料版にすると、無制限にキーワードを登録できるようになるほか、一つのキーワードで複数の文章登録もできるようになります。

プロ版といってもお値段はお求めやすい330円なので、自販機のコーヒーを2回我慢したくらいの金額です。それだけで所有Android複数台で使えるなんてお得すぎます。ぜひ買っちゃいましょう。

実は、少し前まで、このプロ版を購入することができませんでした。プロ版を購入しようとすると「お住まいの国でご利用いただけません」という、つれないメッセージが表示されていたのです。

ダメモトでコメントに日本でも使えるようにしてほしいと拙い英語で書いてみました。

で、2日後になんの気なしにGooglePlayを覗いてみたら、なんと330円で買えるようになっていました。以前から日本の国対応を準備しておいてくれたのかもしれませんが、私にとっては「神対応」というやつです。
本当にありがとう!

仮に納得できない内容だったとしても330円。納得できたとしたらほとんどタダみたいなものです。

基本的に「テキスト」補完しかできない

こちらは無料版・プロ版いずれも該当するのですが、「Texpand」はその名の通り「テキスト」が補完対象になります。

「テキスト」というのは、フォントの大きさや色や装飾などをしない文字データのことです。そのため、Googleドキュメント、Wordなど、文字装飾できるアプリケーションでは補完機能が使えません。

多くのAndroidアプリではテキストデータを入力することがほとんどなので、困ることは少ないのですが、GoogleドキュメントやWordを多用する人は知っておいた方がいいでしょう。

開発者もすでにこの課題を把握しているようですので、できるだけ早い解決が待たれます。(または、テキストだけに特化するという方向性を明確にするのかもしれませんが。)

IME登録との棲み分け

「Texpand」を使ったからといって、それまで使っていたGoogleIMEやATOKの辞書登録が不要にはなりません。日常的な変換でメインになるのはIME辞書となるでしょう。「Texpand」はあくまでも「Android専用の頻出文例変換」として補完的に使うのがいいでしょう。

辞書登録マニアの方々向けにメッセージを発信するとすれば、IME辞書の効率化は通常変換と干渉しないように工夫する必要がありました。たとえば、

「いそ」→「お忙しいところお手数をおかけしております。」

と登録すると、「 いそいそ と出かける」という文章を入力した時点で誤変換が発動します。それを避けるために、

「いっそ」→「お忙しいところお手数をおかけしております。」

と登録すれば、「 いっそ 、このままどこかに行きたい。」で、誤変換が発動します。

だから、IMEマニア達は、
「sgt」→「お忙しいところお手数をおかけしております。」
※「sgt」←「Oi S o G asii T okoro」

のように、あえて子音字だけで略語登録を構成したりするのですが、少なくとも「Texpand」はIMEとは個別に文字挿入の仕組みが動作するので、IME辞書との干渉を考えなくてもいいというのは非常にメリットです。

使いどころは?

これと同じような機能として、PCでは「PhraseExpress」というソフトウェアを使っています。これもIMEとは個別に動作する仕組みで「Texpand」とほぼ同じ(というか、それ以上の)機能を使えるものです。で、私は次のように棲み分けを考えています。

【IME辞書】

  • 日常的によく使う用語登録
  • 日常的によく使う略語登録

【Texpand/PhraseExpress】

  • 複数行にわたる文章登録
  • 月日時刻その他の動的入力
  • 頻度が特に高い略語登録
     →Texpand:Android専用のキー配列で登録
     →PhraseExpress:PC専用のキー配列で登録

個人的な今後の挑戦

Android用の「Texpand」と、PC用の「PhraseExpress」のデータをどのように共有するかという点に興味があります。そもそもキー配列が違うので、全く同じキーワードではあまり意味をなしませんが、一方で、あまりにルールが違いすぎると記憶しなければならないことが増えます。

デバイスを使って効率化する背景には、限界や劣化のある人間の能力を超えたいという欲求があります。そして「記憶力」もそのひとつです。つまり人的な記憶力に依存した効率化というのは、 仕組みとして美しくない と私は思います。

いいアイデアが思いついたら、ここに書いてみたいと思います。
それでは、また。

音声入力とのつき合い方

夢の技術……音声入力

昔、『スタートレック』というSFドラマで、登場人物が「コンピューター、X月X日の記録を検索!」と話すと、コンピューターが即時に処理をしてくれる場面に憧れた記憶があります。

実際にそのドラマの中では航海日誌を記録するときには、コンピューターに向かって口頭で起きたことを話し、それが記録されるという便利な世界でした。

一昔前はSFドラマでしかなかったことが、現実になってきている実感がわきます。でも、現状ではドラマのようにすらすらと記憶してもらうというところまでは至っていません。惜しいところまで来ているのですが、まだまだ工夫が必要です。

試しに議事録で使う

議事録のボイスメモを残す事は一般的ですが、その音声データを音声認識にかけてみると、とても便利な気がします。しかし実際にやってみると、意味不明なメモができ上がります。

音声認識自体の課題もありますが、複数の人間が同時にしゃべるとその処理で躓くことがほとんどです。(もっともそれは人間である私も無理ですけどね)

まだ誰がしゃべったかという区別もできません。1時間程度の議事録を音声認識で作成すると、実際にはその手直しで時間がたってしまうことも珍しくありません。

特に意味不明な部分の修正は大変です。また一般的な議事録では、一言一句、すべてを忠実に書くことは要求されてないことがほとんどです。

そこで、議事録を作成するにあたって現実的な方法としては、ボイスメモを聞きながら、重要な部分だけを自分の口で音声認識に伝える形か最適です。

音声辞書が登録できる場合は、あらかじめ『かっこやまだ』を『(山田)』などに変換できるようにしておいて、結論を話した後に『かっこやまだ』と音声入力すると便利です。

だから入力補助として使う

SFドラマのようにすべて音声入力で賄おうとするのは無理があります。特に音声入力の最初のうちは音声入力そのものよりも、訂正の方が多くなります。

よく聞く話では最初のうちに手間をかけておけば後が楽になると思い、音声入力の修正の設定ばかりに時間がかかることも珍しくないようです。

私もすべて音声入力で行いたいのですが、実際のところはタイピングと音声入力のハイブリッドです。キーボードを使って入力をするのですが、面倒くさいところだけ音声入力を使う感じです。最初の内はこの方法になかなか行き当たりませんでした。

すべてを音声入力にさせてしまいたくなるのですが、逆に遅くなるというジレンマを抱えていました。

本当に細かいところの入力がうまくいかないことでストレスをため込んでもいたのですが、基本的にはタイピングで入力を続けていき、疲れたところで音声入力を使うとか、長いキーワードだけど、音声入力を使って入力すると非常に便利です。

つまり、入力の方法として指と声の両方をハイブリッドで使っていく感じです。ちなみにあくまで入力補助ということですから、基本的認識にその修正は手作業で実施します。その方はストレスも少なくて早いです。

ブレーンストーミングで使う

基本的に文章がタイピングで進めていくのですが、まだ考えがまとまっていないときに何度も打ち直していくのは疲れます。そういう時に音声認識は非常にパワフルです。

誰かと話をするような勢いで言葉を列挙することができます。例えば、AmiVoiceのように「改行」といえば、実際に改行してくれるようなソフトウェアを使った場合、腕を組んで天井を見つめながら、

  • 手元を見ないで入力する (改行)
  • 画面を見ないで入力する (改行)
  • 入力時の疲れを減らす (改行)
  • 完全にリラックスした状態で考える (改行)

のように、頭の中の言葉をコンピューターに吐き出していくことできます。
実際にこの箇条書きも音声認識を使って天井を眺めながら、入力したものです。

やってみるとよくわかりますが、思った以上にこの機能は便利です。

大事なのは外付け音声マイク

私自身もそうだったのですが、音声認識ソフトを使った最初の印象は「認識精度が悪すぎて使い物にならない」でした。
音声認識の精度が低いとソフトウェアの評価を下げたくなるのですが、そういう時に一つだけチェックして欲しいことがあります。

とても単純です。

「パソコンに向かって話し掛けていませんか?」

……ということです。

最近のノートパソコンにはマイクがついています。それならこのマイクを使ってしまおう。私もそう思っていました。
ちょうどパソコンに話しかけるような感じです。それで音声認識させたフレーズは意味不明な宇宙人の言葉のようになっていました。

あまりの認識精度の低さにイラつきながら原因をサイトで調べてみました。

すると同じような人がいたもので、音声認識で最も大切なのはマイクの品質だと書いてありました。
正直なところ意外ですよね。結論から言えば外付けマイクを使ってみると、使う前に比べると雲泥の差です。100%とまではいきませんが、実用になったかなと思える程度の品質になりました。

選んだのは1000円台のヘッドセット

近くのパソコンショップに行って外付けマイクを探してみました。私が持っているパソコンでは音声ミニプラグが使えないので、ありもののマイクは使えませんでした。

すると選択肢としてはBluetoothかUSB接続のいずれかになります。本当はBluetoothのマイクを探そうとしたのですが、通話用の耳に差し込むタイプがほとんどでそれだと口元までマイクが届きません。

お高いアメリカ製のデバイスの中には、耳に差し込むタイプでマイクが口まで届かなくても、明瞭に入力できる骨伝導マイクもあるにはあるのですが、今回の予算では断念しました。

もっとも購入時点では音声マイクの品質で解決するかどうか半信半疑だったので、そこまでマイクにお金をかける気持ちにはなれなかったのですが。

エレコム ヘッドセット マイク USB 両耳 オーバーヘッド 片出しケーブル 1.8m HS-HP28UBK

大切なことは、

  • マイクと口の距離が5センチ以内になること
  • ノイズキャンセルマイクであること

の2点です。
2000円以内の出費で、快適な音声入力はできると考えればかなりお買い得といえます。

音声認識ソフト

とりあえず私が使っているのはAmiVoice SPという音声認識ソフトです。今は大幅に音声認識辞書が拡張されたSP2が発売されているようですが、SPでもそれほど困っていません。あくまでも「入力支援」なので。

ちなみにAmiVoiceの評判をAmazonで覗いてみると、さんざんな結果になっています。

音声認識ソフトに過剰な期待をしすぎたということもあると思いますが、書き込み内容をよく見てみると、必要に迫られて急いで使った人が多いような気がします。つまり外部マイクを買う余裕はなさそうなケースがほとんどです。

外部マイクを最初から使っていればこんな事にならなかったかもしれません。

AmiVoice SP2(Windows)

PCで使える音声認識ソフトはAmiVoiceの他にも、ドラゴンスピーチというソフトウェアが有名です。(Mac版は「dragon dictation」)

どちらがすぐれているか……という検証をしているサイトもたくさんあるようです。いろいろと見てみると、ドラゴンスピーチの音声認識もかなりよくできているようです。

とはいえ、音声認識ソフトそこそこ値段が高いので、無料で使いたい人は次のような選択肢もあります。

Googleドキュメントは、「ツール」→「音声入力」で音声入力が可能になります。そのままドキュメントになるので、お金を使わずに音声認識ソフトウェアを使うなら、この方法がオススメです。

音声認識精度も高いのでストレスなく入力ができると思います。検索分野の大御所ということもあり、認識するキーワードも最初から多いような気がします。(もっとも、そもそもキーワード登録はできませんが)

その他ではWatsonの「Speech To Text」も無料で音声認識を使えます。精度もなかなかのようですが、対話形式での出力になりますので、そのままドキュメント作るのであれば、Googleドキュメントを使った方がいいかもしれません。

過度の期待を持たずに使う

今から10年後の未来ではもう少し状況が変わっているかもしれませんが、現時点の技術では、音声認識を完全に信頼しきった文字入力は難しいのが現実です。

また、滑舌のよさも試されるため、ソフトだけではなく利用者のスキルアップも必要となります。そのため早口でしゃべると、あとから修正の都合ばかり増えるということも起こります。慣れがある程度必要です。

実はこの文章もほとんど音声認識で書いてみました。手入力とのコラボレーションで、肩凝りに苦しむこともなく快適に入力することできました。慣れてきたこともあると思いますが。

繰り返しになりますが、基本的には自分でタッチタイピングをして、面倒なところだけ音声認識にするという使い方が実にオススメです。
文字入力に音声認識を使う価値は十分にあると思います。

無料のサービスでも一度使ってみて便利体験をぜひしてみてください。

WiMAX契約のコツのようなもの

WiMAXを契約しよう!と思ったが……

前回の記事で、Y!mobileの悪逆非道な「305ZT」のトラップにやられて、2年間の「3日間1GBで使い放題の刑」の刑期を終えて、晴れてY!mobileの解約&WiMAX契約をしたところまで書きました。

まー、ところがWiMAXって、たくさん販売店があるんですよ。何も見ないで思いつくところでは、UQ WiMAX本家、BIGLOBE、ニフティ、GMOとくとく……とか、そのあたり。とくにこのあたりは比較サイトによく出てきますね。

ただ、ざっくり私の事例を書くと、さっさとBroadWiMAXに決めちゃいました。

最初から安く済むBroadWiMAX一択でした

まあ、どこを選んでもいいんですが、私の場合、いくらキャッシュバックが大きかろうが、目に見えるコストが大きくては困るんです。だって、いくら数ヶ月後に大きなキャッシュバックがあろうが、クレジットカードの請求額がいきなり大きくなったら家族を心配させるじゃないですか(笑)。

そういう意味では、キャッシュバックがなかろうが、最初から安いBraodWiMAXに決めました。もっとも、お金の管理が自分の範囲内で完結する独身時代だったら別の選択肢を選んだかも知れませんが、それにしても忘れた頃を狙い撃ち的にやってくるキャッシュバックは、つい忘れてしまいそうで精神衛生上よくないかなと。

プランはこれまた「ギガ放題プラン」一択です

基本的に WiMAXはそれ単体で契約しないもの だと思っています。なぜなら地上の圏内なら実質容量無制限で使える強みがあるものの、走行中の地下鉄区間はからっきし役に立たないからです。

つまり、地下区間も含めて幅広いエリアをカバーすべきなのは WiMAX以外 の一般キャリア電波を少なめに使うのがよく、WiMAXの強みとして寛大すぎる容量制限を活かす方がよいと思います。となると、選択肢は「ギガ放題プラン」となるわけです。

機種は何を選ぶべきか……W04かWX03か

いろんなサイトで「WX03 vs W04」みたいな感じで書かれていますけど、まあ「W0系」でも「WX0系」でも、どちらでもいいと思います。ざっくり書けばコンパクトでロングバッテリー(エコモード)なら「WX0系」で、WiMAX以外のキャリアを契約していなくて、地下などのカバー範囲に不安を感じるなら「W0系」でいいと思います。

「えー、でも、一度端末を選んでしまうと、数年間、契約縛りとかで端末を変えられないんじゃないの?」

確かにそうです。……が、ある程度のリスクを受け入れれば他の選択肢もあります。それは後で書きます。

故障の保証はどうしようか

モバイルルーター端末って意外と壊れません。ですが、以前、Y!mobileのモバイルルーター端末が壊れたことは一度あります。酔っ払って雨の中を笑いながら歩いていたら、モバイルルーター端末に水が入って動かなくなりました。バカですね。(笑)

で、ここからが大事な話なんですが、その時に入っていた故障の保証は使えませんでした。だって、過失による水没ですもの。くそ!月額の保険料返せ!……と、嘆いたところで仕方がないんですよね。水没はダメって書いてあったんで。

端末が水没しても修理にはお金がかかる。でも、修理しないと数年縛りの契約で月額通信料はずっと払い続けなければならない。こんなバカバカしい話ってないわけですが、ショップの店員さんがこっそり教えてくれました。

「アウトレットの端末を購入すればSIM入れ替えで使えることがありますよ」

結局、故障した端末は捨てることにして、ネット通販で購入した新古品のモバイルルータ端末にSIMを差し替えたら見事に使えました。その時の端末代、なんと3000円くらい。月々の故障保証(しかも水没はアウト)の保険料半年分もかからずに回収できることになります。

故障の保証はつけない

BroadWiMAXでは、通常の保証に加えて、水没故障まで対応した保証オプションがあります。が、思い切って、水没保証どころか、普通の保証もつけないという選択肢もありです。なぜなら、端末は中古なり新古で別途買った方がメリットが高いからです。

故障したら修理期間は端末を使えない

たしかにすこし高めの保険料を払えば水没すら無償で「修理」してくれるのですが、あくまでも「修理」なのです。「交換」じゃなくて「修理」。実際には、過去に誰かが壊した端末を修理したものと交換になるのですが、なぜか二週間くらい使えない期間ができるのです。あくまでも「修理」という名目ですから。

壊れなかったら払った保険料は戻らない

私の事例では水没させた端末は保証範囲外ということで、まったくもって故障の保険料は無駄金だったわけですが、まあ、運良く端末が壊れなかったとしても、保険料は戻ってきません。というか、通常はあまり保険を使うことも少ないでしょうから、キャリアにとっては非常にいいプラン設定なのですね。

基本的に同じ端末を使い続ける

修理してもなお、同じ端末が戻ってくることになります。だいぶ古くなってきたのに、修理したらほどほどに時代遅れの端末が戻ってくるだけなんです。それを考えると、中古なり新古で別の端末を購入する選択はありだと思います。

知っておくべきリスクについて

ただ、誰にでもオススメできるというわけではありません。リスクもあります。そのリスクを考えた上で選択するとよいと思います。

WiMAX端末が動作しないことがある

一口にWiMAX端末といっても、WiMAXのプロバイダ(BIGLOBEやGMOなど)は様々です。そしてSIMにプロバイダ縛りをかけていることもあります。プロバイダが指定した端末以外では動作しないようになっていることがあるということです。

購入前に手持ちのSIMを刺して動作を確認させてくれるお店が近くにあればいいのですが、そうでなければ多くの場合通販で端末を入手することになります。動作しなかった時に返品保証をしてくれていたとしても、時間もかかるし面倒くさいです。

ちなみに私はイオシスで入手しました。もっといえば秋葉原の実店舗「けっこう安い」で購入です。

イオシス

ある日使えなくなるリスクがある

中古または新古で端末を買ったとしても、その端末が次のようないわくつきの状態だとしたらどうなるでしょうか。たとえば、詐欺のクレジット情報でだまし取っていたとか、あるいは盗品だったり、代金支払いを踏み倒してしまったなどという場合。

このような時にキャリアは販売した端末に対して遠隔から使用不能にすることができます。この状態を赤ROMというのですが、中古で入手した端末がこの状態に陥ると残念ながらその端末はもう使えません。
(詳しくは先ほどのイオシスさんのリンクを参照してください。)

このような状況を避けるために、イオシスさんを含む一部業者では「赤ROM保証」をしているところもあります。が、まあ、そうなってしまうと、手続きも面倒で時間もかかってしまうということで、そういうリスクはあります。

誰にでもオススメできるわけでもないですが、メリットとデメリットを秤にかけてご検討してみてはいかがでしょうか。
それでは。

WiMAXに変えれば怖くない!

Y!mobile→WiMAXで拭い去った恐怖

「2年縛り」で、泣く泣く使い続けていた悪名高きモバイルルータ「305ZT」の2年が満了を迎えたので、二度とソフトバンク系のインフラなんて契約するものか!と心に誓いながら、無事にY!mobileを解約しました。

何が悪名高かったのか?……それは「305ZT」で検索すればすぐに分かりますが、当初「高速ネット環境が使い放題」として売り出していたものの、すぐにレギュレーション変更をかけてきたのです。

  • 3日で1GBの通信容量制限を課した
  • 制限越えると128Kbpsの低速帯域制限

つまり、契約時の「ネット使い放題」という宣伝文句に騙された多くのユーザは、「3日で1GB制限」で、実質「(1ヶ月10GBまでなら)使い放題」という、欺瞞に満ちた条件でモバイルルータを使うハメになったのでした。

「10GB制限」≠「使い放題」なのは明らかです。「200gまで食べ放題の焼肉店」を食べ放題だと認識する人がどの程度いるか……という話ですが、ひどいのは入店前には「食べ放題」と呼び込んでおいて、入店して10分経ってから「但し200gまでね」と言われたようなものなのです。

まあ、個人的には「モバイルルータを日常的なブロードバンド環境と同じ感覚で使う方も使う方」という気持ちはありますけどね。限られた帯域の通信機材でやりたい放題やっていれば、制限をかけざるを得ないことは当然のことなので。

だから、常態的かつ非常識に帯域を使い続けた人が制限を食らうことは、ある意味で正しいことです。

ただ、このルールの問題点は、普段ヘビーに使わない人に猛烈な不公平を強いたことが大きな問題でした。普通に使っている分には、ほとんどの場合制限に引っかからないからです。

しかし、意図しないタイミングでこの制限に引っかかった時、使い物にならないレベルの低速制限を食らわされて「305ZT」ユーザは地団駄を踏むのです。

恐怖1:端末の自動アップデート

Android端末を買い換えた後や、WindowsPCをモバイルルータに接続した時に発生します。様々なセキュリティリスクに対応するためにOSの更新は必須ですが、Androidにせよ、Windowsにせよ、特定の設定をしておかないと自動的に大量ダウンロードを始めます。

ほとんどの場合、バックグラウンド(ユーザの見えないところ)でダウンロードを実行するので、知らないうちに帯域制限にかかっている状態になります。

これを防ぐためには端末側で自動アップデートをしない設定を施せばよいのですが、それだとセキュリティリスクがしばらく対策されないことになって非常に危険です。

恐怖2:Googleフォトの自動同期

「305ZT」が発売された当時にはそれほど活用されていなかった「Googleフォト」は自動的に撮影した動画や写真をクラウドに保存してくれる便利なサービスです。たとえ端末が故障しても画像データはクラウド上に残ります。

しかし、このサービスも「3日で1GB制限」問題を浮き彫りにすることもあります。

普段の数枚ほどの写真撮影ならば問題にならないのですが、たとえばなにかの記念イベントでたくさん写真を撮ったり、ここぞとばかりに動画を撮ってしまうと一気にクラウドへの大量アップロードがかかります。

私の場合、大抵は端末の反応速度が極端に鈍くなって異常に気づくパターンでした。ちなみにAndroidであれば、バックグラウンド通信を行う無線LAN装置を制限する設定で抑制は可能です。……が、まあ、不便ですよね。

恐怖3:EvernoteやDropboxの同期

クラウド上に様々な情報やファイルを置いておけるサービスも最近ではすっかりメジャーになりました。しかし、これもまた突発的にサイズの大きなファイルを置いてしまうと大量のダウンロードが発生します。

これは気をつけようと思えば気をつけられそうなものですが、たまにEvernoteやDropboxを初期インストールすると、悩ましいことになります。

多くの人がダウンロードする前提のサービスのため、ダウンロード速度はサーバ側でわざと抑制されていて、長く使っていればいるほど短時間には完了しないからです。

十分に帯域を使える自宅の固定回線で同期ダウンロードを開始して、都合でその端末を外に持ち出してしまうと、その同期ダウンロードがモバイルルーターで継続されてしまうことがあります。

いくら低速でダウンロードされるにしても、モバイルルーターに繋がっている間ずっとダウンロードされれば、たまったものではありません。

恐怖4:アプリのバックグラウンドDL

AndroidやiOSのストアでアプリをダウンロードする時、たいていの場合はあっという間にダウンロードが終わりますが、最近のアプリは本体だけ軽くしておいて、必要なデータを後から大量にダウンロードするものが多いです。

ゲームアプリをダウンロードして起動してみると、そのタイミングで「1.2GBの更新データをダウンロードします。よろしいですか?」と聞かれてびっくりすることがあります。

このように確認されるならまだマシです。アプリによっては何事もないように動いているように見えて、バックグラウンドで数GBの更新データを読み込んでいることがあります。

常に迫り来る帯域制限のリスク

一時期流行ったファイル交換ソフト「Winny」のような大量通信を行うようなソフトをまだ使っている人は皆無だと思いますが、そのようなネット帯域を大量に使う確信犯でなくても、前述の通り通常のネット利用で「3日で1GB制限」の壁を触れるリスクは高くなっています。

「305ZT」以降のY!mobileの契約や、LTE通信、4G通信(いわゆるdocomoやau、SoftBankなどのスマホ電波)の制限では「3日で3GB」というところがほとんどですが、これにしても不運が重なれば帯域制限をかぶるリスクは十分にあります。

WiMAXの圧倒的な強み

このような憂鬱な帯域制限を一気に解決してくれるのがWiMAXです。

3日で10GBの通信容量制限

この基準は圧倒的です。何かの間違いで意図せずに大量の通信が発生してしまったとしても、おそらくこの制限にひっかかるのは難しいでしょう。「305ZT」の帯域制限から考えれば天と地ほどの差があります。

帯域制限は1Mbps

多くのキャリアの帯域制限は128Kbpsであるのに対して、WiMAXの帯域制限はYoutube標準動画視聴が可能なレベルです。快適!……というわけにはいかないでしょうが、128Kbpsの帯域制限からすれば破格の対応と言えます。

制限時間は翌日の18時~深夜2時頃

基本的に自宅でたくさん使うのは固定回線、移動時に容量の心配が無用な通信環境がWiMAXという使い分けをすると、仮に帯域制限にかかる自体になっても影響が極めて少ない制限です。

尖ったサービスWiMAXの泣き所

とはいえ、WiMAXも万能であるわけではありません。むしろ大きな泣き所を持つのもWiMAXだったりします。

移動中の地下鉄では使えない

走行中の地下鉄線内のWiMAXの受信感度についていえば、ほぼまるっきり使えないと考えた方が無難です。実際にほとんどの地下鉄走行区間ではまともに使えておらず、私の場合はその区間だけはひっそりとキャリア(docomo)電波を使って通信をしています。

地下駅の感度について検索してみると、地下駅でもWiMAXはがんばっている……というサイトも見かけます。
確かに「走行中の地下鉄」でなく「地下駅構内」ではそこそこ繋がるような気がします。が、比較的大規模な池袋駅の地下構内では、ホームですら繋がらないところもあります。

公式のUQ WiMAX含むサイトの情報を総合すると、純粋なWiMAX電波で地下を網羅するつもりはないらしく、補完的にauの電波を使ってフォローする方針のようです。

WiMAXとauのキャリア電波をハイブリッドで使えるモバイルルータ端末(W04など)もありますが、auのキャリア電波側には「3日で3GB制限」が設定されていて、それに引っかかると、WiMAX側も128Kbpsになるというトラップもあったので要注意です。
(auの通常キャリア並みの制限事項が、WiMAXの無制限のメリットを消してしまう)

ただ、2017年7月現在の情報では、

速度制限がかかるご利用データ量
直近3日間で10GB以上(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ量の合計)
UQ公式サイト

と、あるので、もしかすると、au側でも3日で10GBの容量制限が適用されているのかもしれませんが、現時点で当サイトでは確認していないので、契約前または利用前に信頼できるソースに確認してください。

基本的にWiMAX単体では使わない

通信制限のなさはWiMAXの大きな魅力ですが、少なくともその網羅性においてWiMAX契約単体で活躍できるとは考えない方が良さそうです。auのキャリア電波(LTE)の扱いによっては、WiMAX契約単体で輝く可能性は大きいようにも感じます。

ただ、au単体で3日で3GB制限を課しているのに、WiMAX契約者のみにauキャリア制限の緩和をすることがあるのでしょうか。
このあたりの同行には注目したいと思います。

正しいAndroidスマホの紛失方法(後編)

~Google遠隔初期化をキャンセルする方法~

今回のスマホ紛失騒動を貴重な経験として、では冷静な状況下でどうすべきだったのか、反省点を振り返って書いてみたいと思います。

【注意】これは2017/03/23(木)時点での対応手順です。時間経過により状況が変わっている場合がありますので、十分に内容を理解された上、自己責任でご参考になさってください。内容を理解できない場合は、これを印刷してドコモの店員さんに手伝ってもらうと安心かもしれません。いずれにせよ、この手順を参考にして万が一何らかの損害が発生しても一切の責を追えませんのでご了承ください。

スマホ紛失でわかったこと

紛失時に避けた方がいいこと:

(1-1) スマホを探すためにあわてて電話をかけない!
(1-2) 思いあまってGoogleデバイスマネージャから遠隔初期化をかけない!

紛失する前にあらかじめやっておくべきこと:

(2-1) 遠隔ロックの設定は有効に設定しておく!
→これをやっておかないとGoogleサービスからの遠隔ロック機能が使えません!
(2-2) SDカードは暗号化しておく!
→SDカードは遠隔初期化できず、先に取り外されたら手の施しようがありません!
(2-3) GoogleデバイスマネージャでGPS位置特定可能にしておく!(他端末必須)
→ドコモに問い合わせるよりもすばやくGPSの位置特定ができます
(2-4) セキュリティのためロック画面を設定しておく
→ロック画面がなくボタンひとつで普通に使えるスマホは守るすべがありません
(2-5) 電子マネーはまとまった額を入金せず失っても許容できる金額の範囲にする
→スマホ紛失の場合はほぼお金は返ってこないと考えるのが現実的です
→がんばってみてもいいのですが時間や手間などのコストが思った以上にかかります
(2-6) ドコモの公衆Wifiサービスを使わない設定にしておく
→繋がっても品質が低いことの方が多く不意に繋がると危ないかもしれません

その上で紛失したときにすべきことの順番:

(3-1) 電源が入っているうちにGPS位置特定をしておく(ドコモお探しサービス)
→前述(2-3)ができているならGoogleデバイスマネージャで位置特定します
→その結果、自宅にあるようなら着信音を鳴らしてみてもいいかもしれません
→紛失に気づいた電車と一緒に移動しているなら電車から降りずに追跡できる
(3-2) Googleデバイスマネージャから遠隔ロックをかける
→ロックをかけるだけでなく連絡を促す電話番号指定やメッセージ表示も目的
(3-3) ドコモにオサイフケータイ停止を依頼
→悪意の第三者によるオサイフケータイの悪用を回避します
(3-4) 警察署に遺失物届けを出す
→GPSでおおむねの紛失位置が特定できているようならその点も伝達する
(3-5) ドコモでケータイ補償サービスを活用
→補償がまったく使えない状況でないなら正規の手順を踏むのがよい
→よほど使っていた端末が気に入らないなら中古で他端末を買うのもあり

スマホ紛失時あきらめなければならないこと:

(4-1) 基本的に紛失していたスマホに入っていた電子マネーはあきらめる
→実際にいろいろと調べ解決を試みてわかりましたが無理と考えるのが妥当です
→モバイルSuicaの定期券はスマホに入れないほうが安全かもしれません
→モバイルSuicaのコールセンターよりはみどりの窓口にいった方がいいかも

スマホ紛失騒ぎの後始末

結論から書くと、警察署から機種番号の照会を受けたドコモからスマホ発見の連絡を受けました。その際、警察署の窓口時間、引き取りに持っていくものも連絡されます。ちなみに私がドコモから案内された内容は次の通りです。

(1) 警察から照会のあった機種番号(メモに控える)
(2) 警察から通知のあった受理番号(メモに控える)
(3) 本人確認のできるもの(免許証など)
(4) ゴム印ではない印鑑
(5) 問合せ先の警察署名と連絡先
(6) 警察署の受付時間(平日のみで8:30~17:00)

私のように遺失物管理の担当が会計課など昼間の部署の場合だと、24時間空いている警察署なのに夜間は引取りにいけません。お役所的体質を恨みましたが仕方ありません。有給休暇を消化して受け取りに行きました。ちなみに私の場合、警察署で機種名と色を聞かれただけで、(1)と(2)については何も聞かれることがありませんでした。(せっかくメモとったのに!)

Googleデバイスマネージャの遠隔初期化の恐怖と対処

「紛失時に避けた方がいいこと」に書いたとおり、Googleデバイスマネージャからの遠隔初期化はやらない方がよかったのです。ロックがかかった時点でAndroid端末の本体データにはアクセスできない状態になります。また仮にSDカードが暗号化されていなければ、SDカードを取り出してPCにでも繋いでしまえばまったく意味がありません。

劇的な効果が見込めない割に、Googleデバイスマネージャの機能を紹介したサイトでは恐ろしいことが書いてあります。「初期化は最後の手段」とか、「一度削除を選ぶと後戻りできません」など。つまり、何らかの方法でGoogleと通信できる状況になった瞬間に端末の初期化が始まってしまうのです。目の前におそらく紛失した状態のままのスマホがあるのに……です。まるで死の宣告を受けたスマホ。

しかし、次の一文を見たときに「おや?」と思いました。それは「Googleの遠隔ロックも遠隔初期化も、あらかじめ、端末側で遠隔ロック、遠隔初期化の利用を有効にしておく必要がある」という説明です。つまり、Google側から遠隔でロックや初期化をかけても、端末側でそれを受け付けない設定になっていると、Googleサービスからのロックも初期化が無効化されるということです。

私の場合はドコモにサービス停止を依頼しているので、そのままでは電源を入れてもGoogleからのロックや初期化の通信が届きません。しかし、今まで利用していたモバイルルータの接続情報は覚えているはずです。つまり、電源を入れたとたんにモバイルルータにネット接続されてしまえば、初期化が始まってしまいます。結論としては、次の手順で慎重にGoogle遠隔初期化をキャンセルすることに成功しました。

Googleデバイスマネージャの初期化キャンセル手順:

(1) 自宅に帰るまで旧スマホの電源を入れない
(2) 自宅内の無線Wifiの回線を元から抜き通信できないことを確認
(3) 所有モバイルルーターがすべてオフになって通信できないことを確認
(4) 自宅付近でドコモ公衆Wifi回線が使えないことを確認(念のため)
→もしも「docomo0000」や「docomo0001」が入るならすぐに場所移動
(5) 万が一を想定して旧スマホからSDカードを抜く
(6) 旧スマホの電源をOnにする
(7) 紛失以前どおりの操作で旧スマホのロック画面を解除する
(8) 設定画面から「遠隔ロック」と「遠隔初期化」のスイッチを「無効」にする
(9) PCがある場合は旧スマホと接続して本体内のデータを退避する
(10) 自宅内またはモバイルルータを通信できる状態に戻す
(11) 旧スマホがネット接続しても初期化されないことを確認する

Googleデバイスマネージャの遠隔初期化が解除できれば、リモート初期化の恐怖はひと段落です。また、スマホを紛失すると対応が絶望的なオサイフケータイに関しても一気に明るい光が降り注ぎます。

旧スマホからオサイフケータイ情報を移行する手順:

(1) ドコモショップに行ってオサイフケータイの停止解除を依頼します
※この時点で「赤ROM」化された旧スマホは「白ROM」状態に戻ります。
(2) 旧スマホに新スマホのSIMカードを移し変えます
→旧スマホがドコモの電波を受信して使えていることを確認します
→EdyやSuicaのアプリにアクセスして電子マネーの金額表示を確認します
(3) それぞれの電子マネーをそれぞれの手順に従って移行手続きをします
→端末内データを各電子マネーのサーバに戻し新スマホで引き取るイメージ
→Suicaの入場記録が残っている場合、本来出るはずだった改札で精算
→入場記録が残っているとSuicaの電子マネー移行はできない
(4) 新スマホにSIMカードを移してオサイフケータイデータを書き戻す

今回の出来事から得られた知見:

(1) Googleデバイスマネージャでの初期化は遠隔初期化を解除できる
→ただし、通常ロック画面が解除できることが大前提です
(2) 「赤ROM」化した端末は正規の手続きで「白ROM」に戻る
→もちろん白ROMになったスマホは返却しないとペナルティがあります
(3) オサイフケータイを紛失した場合は、基本的にあきらめるしかない
→取り戻すための時間的・精神的コストを考えると釣り合いません

正しいAndroidスマホの紛失方法(前編)

~スマホがなくなった時に注意したいこと~

Androidを紛失した

先日Androidを紛失しました。データ流出などのリスクを抱えた状態で被害を最小限に、かつ冷静でいられない状況下で比較的短時間でさまざまな判断を要求されるのが特徴の事象です。今回、結果的に「やっちまったなあ」と思える経験をいくつかしたので、それを共有したいと思います。

胸ポケットから落ちるヒヤリハット

ハインリッヒの法則というものがあります。うそかまことか、ひとつの重大事故が起こるためには、29の軽微な事故があり、その周辺に300の異常があるという法則です。今回の紛失を考えてみるといくつか思いつきます。

「スマホを紛失した」
 ↑
 ★←ストラップをつけていたが外れてスマホがベッドの上に落ちた
 ↑ ↑おー、危なかった!ベッドの上じゃなかったら破損していたかも!
 ★←トイレでかがんだ時に胸ポケットからスマホが床に落ちた
 ↑ ↑トイレの中に落ちなくて本当によかった!
 ★←酔っ払って帰ってきてスマホをちゃんと持ち帰ってきてないかも!
   ↑シャツの上ポケットになかったがかばんの中に入れていた!

本当に29の軽微な事故、300の異常があるかどうかはさておき、ざっと考えるだけでも紛失に繋がりそうな事象がこれだけあって、どれもが軽微だったため「ああ、よかった」で済んでいることが分かります。それぞれ対応していたらリスク軽減ができた可能性があります。

現時点では実際にスマホカバーをして一回り大きくし、胸ポケットから落ちにくくなりました。さらに今はストラップも着脱式にしていて胸ポケットとスマホがストラップで接続されているような状態にしています。

これで、スマホが落ちるリスク自体が大幅に軽減され、また習慣化することによって、たとえ酔っ払っていても常にワイシャツの胸ポケットとスマホが繋がっている状況を保てれば、うっかりどこかに置いてくるミスも防止できるでしょう。

パニック中の行動と振り返り

酔っ払っている時にスマホをなくすと悲惨です。冷静に物事を考えることが困難な状況で、結果的に間違いだったかもしれない行動が結構ありました。それでは、私がAndroidスマホを紛失したときに取った行動とその結果をまとめてみます。

(1) スマホを探すために他の電話からかけまくった → ×電源を切られた

今回は誰かが拾っていたパターンなのですが、拾った電話が電車の中で鳴り続けたら電源を切りたくなるのが人情かもしれません。悪意で盗んだものでもそうするでしょうし、自分のスマホと勘違いして拾ってしまった場合でもびっくりして電源を切るでしょう。

(2) ドコモのお探しサービスで探してもらった → ×電源が入っていないと探索NG

スマホの電源さえ入っていればドコモサービスだけでなく、GPSを利用してGoogleデバイスマネージャでも場所が追えたはずでした。それも電源を切られてしまえばお手上げです。なお、Softbankだと電源が切られても、直前まで使われていた場所を特定できるようになっているそうです。

(3) ドコモにサービス一時停止を依頼 → ○一切の発着信ができなくなります

これは酔っ払っていても大切かつ正解の行動でした。スマホの中に入っている電話番号のカード(正確にはSIMカードといいます)を他の電話機に差し込んだら、私の電話番号で長距離電話をかけられたり、最悪、振り込め詐欺などの犯罪に使われる可能性があります。

(4) ドコモにオサイフケータイ停止を依頼 → ○オサイフケータイも使えなくなります

これはオサイフケータイを使っている人がスマホを落とした場合は必須の対応です。スマホのバッテリーが切れても、SuicaやEdyなどの機能はある程度使える状態が保たれます。契約上、オートチャージになっていたら悪用された時の被害が膨らみます。これをドコモの認証側でNGにすることで、被害を最小限に食い止められます。

(5) Googleから遠隔ロックをかけた → ×通信ができない状況なので意味なし

Googleの遠隔ロックはインターネットに繋がっていないと、何もAndroidスマホに指令を送ることができませんでした。ネットに繋がった瞬間にこの設定がかかります。ちなみに事前にスマホ端末に遠隔ロックを許可する設定が必要です。
この遠隔ロック機能はなかなか便利で、リモートで指定した電話番号にしか電話をかけられないようにしたり、指定した文字列をロック画面に表示させることができます。「XXX-XXX-XXXXまでおしらせください。謝礼金をお渡しいたします。山田」のように表示させることができます。

(6) Googleから遠隔初期化をかけた → ×通信ができない状況なので意味なし

こちらは前項と違って、いわゆる「バルス!」の呪文です。そのスマホからGoogleアカウントが削除されて、本体内のデータは全て意味消失します。ただしこちらも何らかの方法でインターネットに繋がった時点で有効化します。
ちなみに注意点としては、挿入されたSDカードの初期化まではできないので、撮影画像など情報流出のリスクは回避できません。これを回避するためには、事前にAndroid端末ごとに暗号化しておくしかありません。

(7) 警察署に遺失物届けを出した → ○必須

これは通常、何かを紛失した際は必須の行動です。遺失物届けの受理番号がなければ、ドコモでケータイ補償サービスを利用して、リフレッシュスマホを受け取ることができません。

(8) ドコモでケータイ補償サービスを活用 → △補償サービスに入っていれば必須

新品交換というわけではないのですが、少なくとも外装とバッテリーが新しくなったスマホを受け取ることができます。いつ見つかるか分からないスマホを待ち続けられるほど暇な人はおそらくいないでしょう。
8000円程度かかりますが、外装とバッテリーが新しくなるので、傷の付いたスマホやバッテリーがへたってきたスマホユーザーにとっては悪くない選択肢です。ちなみにドコモポイントがだいぶたまっていたので私はそれで充当しました。

ちなみにこの補償を使わずにAmazonなどで中古品の端末を買うこともできることはできます。補償サービスだと基本的に同型機種しか交換できませんが、中古買取なら機種を変えることもできなくはないです。
ただし、購入した端末が盗品だったり、いわくつき端末だったりすると、キャリアから利用停止信号を飛ばされて、その端末が突然使えなくなるリスクがあります。私の例で言えば(5)と(6)で紛失した携帯は使えない状態になっています。(いわゆる「赤ROM」の状態です)

(9) リフレッシュスマホの再設定 → △せざるを得ない

また最初からか……という徒労感は拭えませんが、ひとつだけ大きなメリットがあります。余計な変更がかかっていない状態のスマホは快適に動作します。以前の端末とまったく同じにするのではなく、利用頻度の低かったアプリは入れないなど、快適性を意識した環境再構築をしましょう。

(10) Edyの引継ぎ手続き → ×意図的に移行しないと非常に煩雑

引継ぎというよりも、端末を紛失した場合、基本的に電子マネーは補償されないと考えていたほうがいいです。この状況を回避するためには、利用する電子マネーのチャージは「落としても許容できる金額」にとどめておくことが重要です。
ちなみにコールセンターの番号を教えてもらえますが、オペレーターには決して繋がりません。最後の最後まで音声案内だけに終始しています。(無駄な通話料を使わせるな!)

(11) Suicaの引継ぎ手続き → ×そもそもコールセンターに電話が繋がらない

オサイフケータイの紛失はとにかく面倒ですが、特に途方にくれたのはSuicaの紛失です。ドコモで案内されたSuicaのコールセンターに電話が繋がりません。紛失してから3日間、平日も含めて朝、昼、夕方、夜と時間帯をかえて電話をかけてみましたが、まったく繋がることはありませんでした。

この、(10)と(11)のオサイフケータイの手続きについては、最後まで頭を抱えました。とにかく、コールセンターに繋がらない。Edyは繋がってもWebサイトに書いてある程度のことを音声で教えてくれるだけです。オサイフケータイ系のコールセンターはどこもやる気のなさを感じます。

なお、オサイフケータイのオートチャージ設定をする場合、たとえば2000円を下回ったら1000円チャージというように、小額設定にしておくとよいでしょう。これであれば、少なくとも本体操作なしに3000円以上の買い物はされません。

ここまで、私がスマホ紛失時にやってしまった行動の振り返りをしました。
次回は後編。スマホを紛失したときにすべきことと、スマホ紛失の結末について書いてみます。

仕事を早くするための最適解

勉強熱心なだけではタイムロス

努力してしまう系の人は気をつけたいのが、自己解決をしたくなってしまうこと。自己解決はとても大切な素養だし、その方法は熟知しておくべき……なのですが、それだけに選択肢を絞ってしまうとタイムロスに繋がるリスクが高いです。

たとえば、ある機械を操作している時に異臭がしてきたとします。ここで自己解決をしたくなる人は、マニュアルを読むかも知れませんし、技術サイトを読むかも知れません。運がよければ一発でその原因を見つけられるかもしれませんが、似ているけれど違うトラブル事例がたくさんあったとしたら?

そうこうしている内に異臭はどんどんひどくなり、ついには機械が燃えてしまうかも知れません。ここでの正解は「知っていそうな人に聞く」ということでした。自己解決は大事なことですが、そこに明示的にでも、暗黙的にでも制限時間があるのなら聞く方が早いです。

 

誰がどの情報を持っているか

ただ、誰に聞けばよいかというのは、それはそれで苦労するかも知れません。手がかりがなければ、片っ端から話のしやすそうな人に声をかけてみるしかありません。すこしでも近づけそうな人の情報を集めるしかありません。組織であればエライ人にエスカレーションしていくのも有効です。

そして、人によって取り扱いが得意な情報は異なるものです。それは人脈の傾向であったり、得意な領域の傾向であったりと理由は様々ですが、人によって情報の収集傾向や更新頻度、正確性がまちまちです。詳しい分野とそうでない分野では情報の粒度に差が出ます。

なので、誰がどのような情報に強いかというマップを持っておくといいかもしれません。そういう意味でも「職場に無駄な人なんていない」という理屈が成立するかも知れません。歴史的な経緯に詳しい人、技術的に詳しい人、内部の力関係など政治的な情報に長けている人もいるでしょう。

 

自分が提供できる価値は何か

すごい人の力はたとえ数秒であっても絶大な威力を持っていることは珍しくありません。たとえば、数秒の電話ですごい有力者を味方に付けてくれることもあります。数秒でもまさに必要としていた技術情報を提供してくれることもあります。それ自体がその人の力です。

とはいえ、冒頭の例のようにリスクが高そうな内容であればともかく、自分の仕事を効率化するために人に頼る場合は、これがまたなかなか難しいことでもあります。なぜなら、みんなそれなりに忙しいからです。誰かを助けるには時間がかかり、その時間で自分が苦しむことはよくあることです。

いやらしい話になってしまうかもしれませんが、自分を助けることで「見返りを期待される」ような部分も意識することは非常に大事な要素だと考えています。本当に忙しくてどうにもならないような時であっても、「あの人になら数秒くらいは協力しよう」という気持ちになってもらうことは重要です。

 

総合的な力を蓄えるとは

昔、知識とスキルさえあればなんとかなるのだろう……と思っていた時期がありました。もちろん要素としては大事な部分なのですが、どうやらそうではないらしいと気づいたのはだいぶ後のことです。総合的な力とは「自分のキャラ」を活かすこと以外にないだろうというのが、現時点での結論です。

簡単に難しいことを書いていることは百も承知です。ただ、知識を持っている人というのは世の中にたくさんいるのです。技術を持っている人も世の中にはたくさんいます。何か特別な知識を身につけたら世の中から飛び抜けたのか……というとそうではありません。そういう人はたくさんいます。

結局のところ、好き嫌いで人は繋がっています。価値観、趣味、方向性、反応、性格……。そしてこれらは、自分が望まない特定方向に伸ばすことは難しいし、伸ばしたところで万人に受け入れられるものでは決してありません。そういう部分が「相性」として表出するわけです。

 

違いを生み出すのはアウトプット

「価値観、趣味、方向性、反応、性格……そんなつかみどころのない自分のキャラなんて、どうやって活用するんだよ!?」と思うでしょう。私もそう思います。正直なところ、自分をアピールするといっても、方向性を間違えば悪影響を呼び込むことも珍しくはありません。

私なりに考えて検証してきた結論から書きますが、実は無理に自己アピールをする必要はないと思います。ただし、その代わりにすべきことはアウトプットをとにかく多くすることです。どのように考えて、どのようにしたいのか。今後はどのような方向性を考えているのか。

アウトプットとは、仕事なら報告書という形でもあるでしょうし、仕様書という形もあるかも知れません。提案書かも知れませんが、いずれにせよ自分の所見として何かを書かなくても、必ずそこに「思想=キャラ」は入り込みます。無機的に見える仕様書にすら設計思想が入り込むのです。

 

アウトプットは得意なもので

アウトプットを増やすといえば、「じゃあ、死ぬほど書かなきゃいけないのか。文章力がない俺、終了じゃん!」という人もいるかも知れません。そういう意味では私だって終了じゃないですか。しかし、アウトプットに必ずしも文章力が必要だとはあまり思っていません。

フルート奏者やピアノ演奏家に最も必要なことは文章力ではありません。私は楽器に詳しくないし、それ以前に音楽に詳しくないのでよく分かりませんが、おそらく表現力という部分が重要になるのではないでしょうか。音楽家は演奏すること自体がアウトプットになるのだと思います。

書くことが苦手だったとしても、人と会話することはとても得意な人もいます。それも有効なアウトプットと言えます。特に読むことが苦手な人、時間のない人にとってはそちらの方が都合がいい人もいいでしょう。アウトプットを一つに絞るという発想は自分の可能性を狭めるだけです。

 

つまりキャラを活かすということは

結論から書くと、「自分が好きなことってなんだろう?」を一生懸命追求することじゃないですかね。生きている限り好きなことはあると思います。音楽を聴くのが好き。人と話をするのが好き。考え事をしているのが好き。ゲームをしているのが好き。何かを読んでいるのが好き。何かを作るのが好き。

ゲームをしているのが好き……なんて書くと、一昔前は「ゲームなんかで飯が食えるか!?」なんて説教をする時代もありましたが、今ではゲーム関連のブロガーとして生計を立てる人もいれば、文章を書かなくてもYoutubeなどで動画を作って生計を立てる人も出てきているようです。

ブログだけでなく、報告書、提案書……など、「書」のつく成果物を作ることも自分のキャラを活かすことに繋がります。文章の練り込み、デザイン、シナリオ展開、図解など、そこにはやはりキャラが介在するのです。そういう意識でアウトプットを心がけて生活するといいんじゃないでしょうか。

生き延びるための武器を磨く

能力に自信がなくても勝つために!

私が生きている中で最もわくわくするのは「効率化」を考えることです。むしろ、私が「効率化」なしでは生きていけないほど不器用であることも深く関係しています。効率化を考えることは私にとって生きることそのものです。効率化がなければ労働力としての価値はないといっても過言ではありません。

不器用な人間が効率的であるためには、思考の繰り返しを極力避けることが必要になります。なぜなら、毎回、思考力を試される局面を乗り切るためには、低コストで高速な思考力が求められるからです。いわゆる頭の回転が速く、要領よく物事を処理できるようなタイプしか乗り切れません。

はっきり書いておきますが、私は頭の回転は速くありませんし、要領のよいタイプの人間ではありません。だから、負けたままにしておくのかといえば、そうではありません。私のように頭の回転力が早くない人間には、早くない人間なりの戦略を立てる必要があるのです。

 

武器を作るための才能とは!

武器とはなんでしょうか。古代においては棍棒、ナイフ、剣。近代においては銃、戦車、軍艦、戦闘機、ミサイル……など様々なものがあります。少なくともよほどのスキルに差がない限り、武器を持った人を相手に素手で勝つことは困難です。(もっとも「戦闘スキル」自体も「武器」といえるでしょう)

このように武器があることが大きなアドバンテージになるわけですが、武器には共通の課題があります。それは事前に準備しておかなければならないことです。目の前に敵が迫ってからミサイルを用意することは不可能です。ナイフですら作る時間を与えてはくれないでしょう。

また、武器を作るためには戦闘技術以外の知識とセンスが必要になります。実際の戦闘で必要ではない技術が必要になることも多くなるでしょう。素早さよりも洞察力や観察力が問われます。つまり、頭の回転が決して速くなくとも、それを補うほどの深く丁寧な思考力があればよいということです。

 

効率化はパターンを分析すること!

「武器」という軸で「効率化」を考えると、過去の戦いの分析によるパターン化は避けて通れないはずです。特に「なぜ負けているか」という分析が正しくできなければ効果的な武器を作ることはできません。たとえば「弓矢」という武器を生まれるまでの思考を追えば明らかです。

過去の戦いで接近戦に持ち込まれたら無敵の強さを誇る敵がいるのであれば、今後も接近戦で負け続ける可能性は限りなく高い。接近戦のスキルを高めることができるにせよ、それまでに多くの戦力を失うことでしょう。特にマイナススキルを上げるには多くのコストが必要になります。

この場合「接近戦では負ける」という敗因パターン分析結果を元に「接近戦に持ち込ませない」ための手法を考えることが重要です。そのために、接近戦に持ち込ませる前に敵戦力に致命的なダメージを与えるための「弓矢」が必要になってくるのです。

 

自分自身を信じる戦いの先に!

この武器を扱うにおいて、気をつけるべきポイントがあります。それは味方の声に惑わされないことです。もしかすると「弓矢」を使うことに対して、接近戦に自信のある同僚から「努力不足だ」「卑怯だ」「間違っている」という言葉が浴びせかけられるかもしれません。しかし貫くことです。

武器を持ったことの意味をよく考えてみてください。そのままでは勝てないから、すこしでも勝率を上げるために武器を手にしたのです。ここですべきことは同僚の声に負け武器を捨ててマイナスの努力をすることではなく、手にした武器を誰にもまねできないほどまで使いこなすための修練です。

たとえば職場で「君の考えは分かるけど、それは間違っている。」という声を受けたとしても、もし、自分自身の中で納得感がないのであれば絶対に考えを曲げるべきではありません。武器を捨てて失敗してしまったとしても、その責任を取るのは武器を捨ててしまった自分自身です。

 

臥薪嘗胆を恐れるな!

自動車が世界で初めて発明された時、その時代の多くの人は自動車を馬鹿にしたといいます。なぜなら、人が簡単に歩ける10メートルの距離を、時間と燃料を書けて僅かなスピードで前進するのが精一杯だったからです。「それなら歩いた方が早い」と馬鹿にした人の方が多かった。

効率化はこのように、時代や価値観が追いつけない時期にじっと堪え忍ぶ必要があります。自分が生き残るための武器(アイデア)を快く思わない人がいることもあります。しかし、その芽を決して自分から捨てないことが何よりも重要です。この世の批判から守ってあげる必要があります。

もしかすると、その効率化アイデアを活かす場所は今の職場ではないのかも知れません。何より大切なことは効率化アイデアを守り育てることです。自分が生き残るための武器を簡単に捨てないことです。武器の有用性を信じるのであれば、その武器の価値が分かる人に出会えるまで磨ききることです。

時間がかかってしまう理由

とにかくいろんなことで時間がかかる

島耕作のようなビジネス漫画の主人公はとにかく仕事ができます。まあ、仕事ができない主人公のストーリーをずっと追うよりも、きっと仕事のできるヒーローのような主人公を観ていた方がすっきりするからでしょう。

でも、実際には、社会で働いてみるとガッカリすることが多いものです。いや、きちんといろんなことができている人はよいのですが、特に私の場合はガッカリすることが多いです。最初にこれくらいでできるかなと思っていた作業が全然進まない。

気がついてみたら、進捗をどのように図るかすら分からない。大抵そういう場合は全体像が分かっていないので、全体からみた進捗状況なんて分かるわけがないのです。見知らぬ土地でどこに向かっているか分からないのに、あと一時間で到着するかどうかなんて分かるわけがありません。

そこで作業時間のかかる原因を列挙してみました。実はずっとこんなことを考えていたので、最初から私の結論は決まっています。それは「事前にルールを決めておいて、その通りに動く」……ということです。そのプログラムに添って動けばいいのに心理的圧力などで動けないことは多いのです。

 

何をすべきか考えること

特に初めての業務をする場合、ここに時間がかかります。いわゆる段取りを考えるフェーズです。そして、やむを得ないことながら「分かる範囲で考える」という大前提を明確に意識する必要があると思っています。当たり前なのに結構それを無視しがちだと思います。

で、前例のレールがない場合、ここはがんばって考え抜くしかありません。ただし、これがサラリーマンの前例仕事の場合は話は変わります。「分かる範囲」から逸脱しない方がよいというのが私の結論です。そして「分からない範囲」があるという前提で分かる人に相談するしかありません。

たとえば、何かを運ぶ仕事があるとします。電車で運ぶのか、自転車で運ぶのか、それとも……と、ここで考えるのは無駄です。個人事業であれば自由度が高いので、そこからデザインすることになりますが、サラリーマンの定型作業であれば、やり方が決まっていることが普通です。

つまり、電車で運ぶのか、自転車で運ぶのか……という分岐の先を考える前に、「前例ではどんな手段がありますか?」と聞くのが最善です。想定で分岐の先が広がるものは、とにかく先に進まないことが重要だと考えています。妄想が広がる分だけ時間が浪費されます。

 

調べなければ動けないこと

何かを調べなくては先に進めないことがあります。たとえば、森鴎外についてドキュメントを書かなくてはならない場合、当然ながら森鴎外について知っておく必要があります。この場合は完成形の程度を強く意識する必要があると考えています。

森鴎外の一生を書かなければならないのか、森鴎外の人生の一部を切り取って書くのか、そもそも著書の一部を引用するのか、それからそれを書くための時間は十分にあるのか、あと数時間で仕上げなくてはならないものなのか。それが明確でないと不幸なことになります。

今までの私の失敗から分析すると、何かを調べる前には「何のために調べるのか」と「最低限、何が分かっていればいいのか」という定義を明確にした方がよいようです。知識の森というのはとても奥深いもので、十分に注意しなければ、関係ないところにどんどん引き込まれていきます。

そのため調べると新たな分からないことが発生し、さらにそれを調べると、他の分からないことが発生することは珍しくありません。そこで迷わないように2階層以上は潜らないようにするのもコツです。

◆たとえば「Java言語」を調べるだけでも階層は深くなる

キャプチャ

概要を知りたい場合は、「用途」「特性」「開発環境」の次の枝までで止めておくべきですし、「用途」を知りたい場合は、うっかり気がついたら「開発環境」の善し悪しを調べていた……という自体は避けなければいけません。

 

 

分からないことに時間をかけること

基本的に、調査作業は疲労と時間をコストとして差し出さなくてはなりません。そして調査のための検索にも技術があります。端的に言えば「使えるキーワード」と「探すべき場所」が分かっていないといけません。ここで非常に残念な指摘を自分自身にするわけですが、「知らなければ聞く」のが一番です。

「こんなことも分からないのか」とか「これくらい自分で調べろよ」とか思われてしまうかも知れません。いいじゃないですか。事実、分からなかったのです。完全に分からないことを調査することは、分かっている人より確実に数倍効率性が違います。

また、状況が許すのであれば、手分けをするも非常に有効だと感じています。新しい概念を頭の中にしみこませる場合、そこには当然得手不得手や特性が明確にあります。ひとつよりも複数の価値観と視点からアプローチすれば、必ず素早く目的にたどり着く人がいるはずです。

一人がたどり着くことができれば、そこから生の声でナビゲートすることが可能になります。また、分かったつもりになっていても、違う視点から質問を受けることによって、実は分かっていなかったことが判明することも珍しくありません。こういう発見こそがチームで仕事をする大きな意味だと思います。

 

 

試さなくてはならないこと

「まずはやってみてください」からスタートした仕事の場合、複数の方向性や手法があって、複数のアプローチがあることがほとんどです。もちろん、最初から「モデルになるような過去事例があれば教えてください」と聞いておくのがよいのですが、過去事例がないようなこともあります。

そんな時は、とにかく最初から完璧を目指さない心構えが重要です。そしてとにかく時間をかけないことに集中しないといけません。試さなくてはならないということは、何回もリトライが発生する可能性……というか、リスクがあります。その場合、丁寧にやったことも無駄になるリスクがあります。

乱暴かも知れませんが、たとえば提案書を作るのであれば、最初からパワーポイントで作らずに、A4の紙にラフを殴り書きするのも有効です。パワーポイントなどPC作業の強みはコピー&ペーストによる省力化ができる点ですが、弱みはちょっとした図でも体裁が思ったようにいかないことです。

概念図を作るのに体裁がうまく整わず、本質的な図がなかなか完成しないことも珍しくありません。一つの枠を動かしただけで、他の場所も派生的に調整しなければならず、かえって工数がかかることも珍しくありません。逆にどういう図を作ればよいか明確になっていればデジタル化は簡単です。

そして、さらっと作ったら、それが完成形でなくても、判断できる人に見せてしまうことです。早ければ早いほうがいいです。見せてみて「ぜんぜん違う!」となったとしても、早い時点からの手戻りには猶予時間がありますし、コメントする人も何もない状況に比べて明確で適切な指摘ができるはずです。

 

人を巻き込む、助けを求める

弱みを握られたくなくて、分からないことをありのままに白状できないこと。これは実際のところ、よくあることなのではないでしょうか。しかし、だからといって抱え込むと確実に事態は悪化します。何よりもまずいのは時間が経過すればするほど、より真実を言えなくなることではないでしょうか。

もちろん、他の人に助けを求めることは、その人の時間を奪い、その人の効率性を奪うことではあります。忙しい人であればあるほどコスト的な損失は大きいでしょう。しかし、抱え込んで抱え込んで、最後の瞬間に問題が破裂してしまった時、最初から対応をしなければならないのは、その「他の人」かもしれません。

そうなると、ひどく余裕のない短納期で「その人」が苦しむことになるかもしれません。そのような最悪な結末から逆算して考えると、最初から「他の人」を巻き込んで適切に支援してもらうことは、全体最適になり得ます。またその支援によって、今後は他の人の支援なしで仕事が遂行できる可能性も高まります。

さらに、最初からいろんな人を巻き込むことは「アラート」にもなります。あまりにも自分自身がその内容について分かっていなかった場合、個人的には不本意な結果になるかも知れませんが、最後まで抱え込んで問題が爆発するリスクを軽減することができます。これはストレス管理に属する対応でもあります。

 

時間をかけないことが最大のストレス管理

時間をかけてよいこと……というのはあまりない、というのが私の今までやらかしてきた失敗を振り返った感想です。時間をかければかけるほど、提出する側もされる側も「これだけ時間をかけているのだから、まともなものができていなければならない」という心理的バイアスに支配されます。

時間をかければかけるほど提出側は出しづらくなり、時間をかければかけるほど受領側は期待とかけ離れた質と量に対するギャップを強く感じることになるかもしれません。だからお互いにとって時間をかけないことが何よりも救いになるはずです。

仕事のリスク管理に関して、いつも私の脳裏をよぎる内なる言葉は「傷の浅い内に」です(苦笑)。そして最悪な言葉は「なんで今の時点でこんな状況なんだ」です。こうなると、すでに時遅しで、正しい方法ではリカバリーが困難になっています。時間外業務も、人員も追加になるかもしれません。

納期が迫るほどスケジュールの立て直しは不能となり、リソースもギリギリまたは確保できない状態で無理をすることになります。そこまで無理をした提出物も到底満足できるものでない可能性があり、さらにその後に修正作業が追加で必要になることも普通です。これはまったく無駄なことです。

まずはできることを素早く行い、他人を巻き込んで連携することです。そこの初速を早くすることが、おそらく唯一の仕事上のリスクを減らす方法だと考えています。言うは易し……で、私自身、このことを意識しながら仕事に向かう日々ですが……まあ、とにかくがんばりましょう!

それでは、また!

夢のサブディスプレイをAndroidで

生産性が確実に違うサブディスプレイ

最近、出入りしているIT現場には机の上に大きなディスプレイだけが置いてあります。全員ノートPCで好きなところに座ってよいことになっています。つまり、このディスプレイは単一の画面でプレゼンに使うもよし、複数画面で複数ドキュメントを開いて使うもよし……という理由で置いてあります。

今まで多くの現場でお世話になりましたが、フリーアドレスの環境でディスプレイが置いてある現場は今のところが初めてで、効率性についてよく分かっているなあと感心しました。たくさんの資料を読み込まなければならない時、特に比較を含めた精査が必要な時には、ウインドウの切り替えは時間と労力の無駄です。

このあたりはGoogle先生に「サブディスプレイ メリット」とか「サブディスプレイ 効率」あたりを入力すれば、星の数ほどメリットについて教えてくれるので、そちらを参考にしていただければと思います。こんなに便利なサブディスプレイなのに大きな課題があるのです。

それは、家族(主として配偶者)の理解がなければ置かせてもらえないということです(涙)。しかも便利なディスプレイとなると大型になるので、より、交渉が難しくなります。そもそも自宅内で作業場が確保できないとなると、外にでかけなくてはいけないシーンもあります。(子供達の襲撃回避とか)

 

ぱっぱぱ~ん♪「どこでもサブディスプレイ~!」

そんな時に役に立つのが「Splashtop Wired XDisplay」というAndroid用アプリです。(ちなみにAppStoreでもiPhone用アプリとして販売しているようです)これを使うとタブレットが実用性を十分に備えたサブディスプレイに早変わりしてくれます。このカテゴリのアプリとしては実用性という点が特に重要です。

このアプリとPC、そしてタブレット。それから通信可能なUSBケーブルがあれば、いつでもどこでもサブディスプレイが使えます。もちろん、持ち歩き可能なサブディスプレイはすでに製品としては存在します。しかし、サブディスプレイ専用機はPCに繋げない限りはただの荷物です。

しかし、このアプリでサブディスプレイに使うのはタブレットです。そしてPCに繋げるまでは普通のタブレットとして独自の操作や処理が可能なのです。つまり、今までのアイテムに使える機能をプラスしただけというところ。これが実に大きなメリットなのです。逆にサブディスプレイ専用機の存在感は消えたといっていいでしょう。

実はアプリとしては似たようなものは過去にもありました。正直なところ、閲覧用ウィンドウとしてならギリギリ使えるかなというラインの品質で、タブレットをサブディスプレイとして使うようなものはあったのですが、とにかく反応が遅すぎてサブディスプレイとして手放しで喜べるような品質のものはありませんでした。

◆おお!普段使いのXperiaタブレットがサブディスプレイになったぞ!

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ほとんど画面の遅延は感じられない

このアプリはワイヤレス対応版ではありません。優先のUSBケーブルで物理的にPCとタブレットを接続します。正直なところ、ワイヤレスの方が便利そうな気がしますが、USBケーブルで物理接続をしているおかげか、ほとんど画面の遅延は感じません。もちろんサブディスプレイ専用機に比較すれば多少は遅延があります。

これまでの類似アプリを実用にできなかったのは、反応速度の鈍さと不安定さがありました。反応が遅すぎてマウスカーソルがどこにあるのか分からない。そのまま意識不明の状態になってアプリが固まったり強制終了してしまったりと、ストレス軽減どころが増進効果がありました。しかし、このアプリは違います。

なお、このアプリでサブディスプレイを使うためにはPC側(WindowsまたはMac)にもアプリをインストールする必要があります。そのPC側の設定画面で、次のような項目があるので、これをすべて「High」に変えておくことをオススメします。かなり自然な動きで操作できるようになります。

◆Windows側の設定画面(フレームレートと品質のタブを「High」にしておく)

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ちなみに、このアプリは有料で822円です(2016年8月11日現在)が、このアプリのページからリンクで無料版アプリに飛ぶことができます。無料版は接続後10分で切断されてしまうのですが、本当に動くのか分からないまま822円を払うのはもったいないので、必ず動作を試してみてから購入するとよいと思います。

 

瞬時に縦横画面の切り替えができる

これ、本当に素晴らしい機能です。サブディスプレイにタブレットを使っているので、横画面で見づらいなと思ったら、ついついタブレット使いの習慣で縦置きに変えてしまうのですが、そんな時にこのアプリは瞬時に横画面と縦画面を切り替えてくれます。

◆PDFを読む時は横画面のままだと読みづらいけど縦にすると画面も縦になる!

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横画面、縦画面を設定からいじることなしに、自然な動作で横と縦の画面の切り替えができるのは便利です。こういう使い方が自然にできると、大型のサブディスプレイでなくても、PDFファイルやWordファイルなど縦画面の方が使いやすい作業をする時に重宝しそうです。

 

なんとAndroid画面でタッチ操作ができる

これ、個人的に恐ろしく便利だと思います。なんとAndroid側のサブディスプレイではWindowsがタッチパネルの挙動をします。元々、タブレットはタッチパネル操作が基本なのですが、このサブディスプレイでは、それとほぼ同じ感覚でWindowsを使うことができます。

◆Windows標準アプリのペイントを使って指でお絵かきができます

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この機能は、タッチパネルPC自体よりも便利なんじゃないかと思います。というのが、いつでもタッチパネルを使いたいわけではないからです。タッチパネルPCを使っていて、「ねえねえ、ここ、見てみて」と画面をうっかり押そうものなら違う画面に飛ばされたりと意図しない動きをしがちです。

それでも、タッチパネルを使った方が便利な局面もあります。そんな時にこのアプリで使えるようになったタブレット側サブディスプレイで操作をすればいいのです。これはほとんどWindowsタブレットのようです。タッチセンサーもデジタイザ(電子ペンと専用下敷きのセット)もいりません。

 

残念ながら複数のAndroid同時利用は無理

私は過去のタブレットも使えるものは残しているのですが、このアプリは相当古いモデルでない限り、ほとんどのAndroidデバイスがサブディスプレイとして動作できるようです。実用的にはタブレットでしょうが、スマホでも動作します。まあ、使い方はかなり限定されると思うのでアイデアは思いつきませんが。

さて、私の場合は新旧合わせて二つのタブレットがあって、どちらもこのアプリに対応しているので、これはトリプルディスプレイ環境ができたのか?……と、思っていたのですが、さすがにそれは対応していませんでした。同時にUSBで制御できるのは1つのデバイスまでのようです。

トリプルディスプレイまでいければ完璧だったのですが、まあ、そうでなくても、空いているタブレットをサブディスプレイにできるだけでも十分に感謝です。途中で切れてしまったりしないので、安定して作業を続けることができます。追従速度も多少は引っかかりを感じることはあっても利便性を妨げるほどではありません。

結構、サブディスプレイにできるアプリについては探していたのですが、なかなかいいものを見つけられずにいました。目をつぶることのできない欠点にお金を払う価値を見いだせない状態が続きましたが、このアプリについてははっきり明言できます。これはサブディスプレイほしい人は買って間違いないですよ!……ただし、必ず事前に動作確認をしてくださいね!

それでは、また!

 

【注意】

なお、ADBドライバというものがAndroidに入っていないと動かない模様です。私は最初からADBドライバを入れていたので困らなかったので気づきませんでした。

ただ、ADBドライバはいれておいた方がいいものなので、調べて入れておくことをオススメします。これはAndroidが壊れてしまった時に、PCから修理をするのに必要な作業です。

特にメーカーの保証期間が過ぎてしまっているものだと、修理依頼に手間取ってしまったり、高額な費用を請求されることがあります。そうならないように自分で直せるように準備しておくとよいでしょう。